Haskil / Fricsay「想像の息吹の光」が差し込むモーツァルト。 2017-03-27 音楽 0 モーツァルトを得意としたクララ・ハスキルが、1953年にライブ録音した協奏曲第13番。新マスタリングで音の歪みが消え、低音域が締まり、各楽器の輪郭が鮮やかになり蘇った。第1楽章からハスキルの音は柔らかながら各タッチに芯がある。ある評論家が言ったように「創造の息吹の光」が差し込んで [...]
文楽版『月に憑かれたピエロ』の音楽監督、根本雄伯氏。 2017-03-24 音楽 0インタビュー 今晩から、アテネ劇場で始まる、文楽で演出された『Pierrot lunaire 月に憑かれたピエロ』公演。本紙3月15日号では、この演出を手がけ、人形を自ら操るジャン=フィリップ・デルソー氏について紹介した。 もうひとり、このプロジェクトの全体像をとらえるに重要な存在となるの [...]
ラファエル・アロッシュ初小説集『海への回帰』を読む 2017-03-24 音楽 0 2000年にデビューしたパリ生れのシンガー・ソングライター、ラファエルはその3枚目のアルバムから2005年に「キャラヴァン」という売上150万枚の大ヒット曲を出している。美しい顔立ちをした少年のように見えたが、あの時すでに30歳だった。2007年には来日もしたし、アルバムは日本 [...]
コプロウィッツ・コレクション 2017-03-24 アート 0 16世紀のスペイン美術から、現代作家バルセロまで。 De Zurbarán à Rothko – Collection Alicia Koplowitz ジャクマール・アンドレ美術館は、外国の個人コレクションで特別展を企画することが多い。スペインの女性実業家のコレク [...]
Jain。第2のストロマエ登場。 2017-03-23 音楽 0 1年半ほど前にテレビで見た、エイミー・ワインハウスの『You Know I’m No Good』を、ギターを弾きながら歌う若い歌手…感情過多に陥らず、この名曲のハートを掴んでいる。それがジェインだった。 『Zanaka(マダガスカル語で「子供」)』は初アルバムとは思え [...]
Cy Twonbly 2017-03-02 アート 0 20世紀後半の最大のアーティストの一人とされるサイ・トゥオンブリー(1928-2011)の大回顧展。絵画、デッサン、彫刻など140点を集め、年代順に展示した。 [...]
CD : La Compagnia del madrigale “Gesualdo” 2017-02-24 音楽 0 1611年生まれのカルロ・ジェズアルド。同世代のモンテヴェルディ同様に、自由詩にメロディーをつけたマドリガーレの歌曲スタイルを得意とした。各声部が半音階的に進むポリフォニーが得意で、そこから生まれる不協和音は殆ど現代音楽!うつ病に苦しんでいた晩年の第6集には、その特徴が著しい。ラ [...]
レ・モティヴェ、20年後の帰還 2017-02-22 音楽 0 「モティヴェ! モティヴェ!…」この勇ましいリフレインは元歌にはなかった。トゥールーズのバンド、ゼブダのメンバー(マジッド・シェルフィ、ムスターファとハキムのアモクラン兄弟)が第2次大戦時のレジスタンスの歌「パルチザンの歌」(1941年ジョゼフ・ケッセル/モーリス・ドリュオン作 [...]
アニミズムが感じられる、内藤礼と井上織衣の展覧会。 2017-02-21 アート展覧会イベント情報パリで遊ぶ 0 パリで開催中の2人の日本人アーティストの展覧会に共通するものを見た。ベネチア・ビエンナーレでのインスタレーションなどで知られる内藤礼と、パリ在住の井上織衣だ。 [...]
Iconomania 2017-02-17 アート 0 保険会社「マイフ」が「マイフ・ソーシャルクラブ」という文化施設を1月にパリのマレ地区に創設した。オープニングを飾るのは、現代美術の敷居を低くした、誰もが楽しめる展覧会だ。現代社会における「像」とは何か、をテーマに15人のアーティストが参加した。 [...]