CD : The Clifford Thornton Memorial Quartet “Sweet oranges” 2019-01-24 音楽 0 フリージャズの立役者として活躍したクリフォード・ソーントンに捧げるアルバムで、ジョー・マックフィーを核にしたカルテットによるライブ盤。マックフィーの、ソーントンから譲り受けたトロンボーンによる静かなソロではじまり、50分少々のノーカット録音だが、ソーントンへの鎮魂歌はよどむことが [...]
Miró ミロが描いたカタルーニャの自然 2019-01-19 アート 0 大物アーティストの回顧展で、「行ってよかった」と思うのは、作家の知らなかった側面を発見できたときだ。 このミロ展では、若い頃に描いた意外な作風の風景に惹かれた。故郷カタルーニャにある農場をナイーヴアートとキュビスムが混じったような作風で細部まで描いた。ヘミングウェイが購入し、現 [...]
Il primo omicidio 『カイン、あるいは最初の殺人』(1707) 2019-01-18 舞台・映画音楽コンサート 0 1月22日(火)〜2月23日(土) アレッサンドロ・スカルラッティ作曲による『Il primo omicidio カイン、あるいは最初の殺人』(初演は1707年、ヴェネチア)がパリ・オペラ座で初上演される。 [...]
【CD】原田依幸/川下直広『東京挽歌』 2018-12-28 音楽 0 「このアルバム、素敵だよ!」とトランぺッターの沖至から『東京挽歌』をもらって以来、ほぼ毎日聴いている。ピアニスト、原田依幸とテナーサックス奏者、川下直広のデュオで、ジャズ、インプロヴィゼーションの今年のベストアルバムだろう。原田のセシル・テイラー風、川下のアルバート・アイラー風 [...]
よむたび。〈14〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2018-12-27 本 0 『 黄金時代(仮題) 』 L’âge d’or ディアヌ・マズルーム著 / JCLattès刊 ベイルート、「黄金時代」から内戦へ。 1960年代後半、浜辺で踊る日焼けした若者たち。音楽はロック。ズボンはベルボトム。ベイルートには、そんな [...]
ポーランドの前衛美術Une avant-garde polonaise 2018-12-16 アート 0 Une avant-garde polonaise Katarzyna Kobro et Wladyslaw Strzeminski ロシア人彫刻家、カタジナ・コブロ(1898-1951)と、ポーランド人画家で理論家のヴワディスワフ・ストゥシェミンスキ(1893-195 [...]
Soprano, Nolwenn おすすめCD。 2018-12-06 音楽 0 10月から11月にかけてシャンソンやフレンチポップスの歌手たちが、ノエル目当てか新アルバムを出す。 ラップの売れっ子だったソプラノも、もうすぐ40歳。前作の 『L’Everest』はソウルやライの影響を受けた本格的な歌が大ヒット。新作『Phoenix』 ① も、『La Voi [...]
Madrid, octobre 68 1968年10月、スペインの実験芸術。 2018-12-03 アート 0 1968年、スペインはフランコ体制で国際的に孤立しており、この年にどのような実験芸術運動が起きたのか、国外では知られていない。国内でもフランコ体制以降は過去のアートとみなされ、顧みられなかったという。それを掘り起こしたのが本展だ。 1968年、IBMがマドリッド大学の計算センタ [...]
「ジョルジュ・サンド 愛の食卓」新刊発表会 2018-12-01 イベント本 0 12月4日( 火)18hより アトランさやか著 新刊発表会 「ジョルジュ・サンド 愛の食卓」 19世紀ロマン派作家の軌跡 本紙にて2012~13年に連載された記事が元になり、ジョルジュ・サンドの人生と作品、そして食についての本が刊行されることになりました。今も「ノルマンディーの [...]
DVD ルイ・クープランをクリストフ・ルセの演奏で 2018-11-21 音楽 0 秋の夜長、クラヴサン (チェンバロ)が聴きたくなったらルイ・クープラン。甥のフランソワ・クープランのクラヴサン曲のような、典雅さや技を尽くしたポリフォニーは見られないが、しみじみとした落ち着きの中に歌が流れるのがルイのよさ。 彼はクーラント、サラバンド、ジーグなど舞曲の形をとった [...]