CD : Zelenka “Missa Sancti Josephi” 2019-04-22 音楽 0 ヤン・ディスマス・ゼレンカはボヘミア出身の、バッハと同時代の作曲家。ドレスデンのアウグスト選帝侯の宮中で活躍し、多くのミサ曲で知られる。 バッハの北プロテスタント的な静ひつな宗教曲とは打って変わり、イタリア的といってもいい、知らずにリズムをとりたくなるような明るさに満ちている。 [...]
Tissage Tressage…quand la sculpture défile à Paris ! 2019-04-18 アート 0 織りと編み…彫刻がパリに次々と現れる時! ふたりのコレクターが南仏に創設した現代彫刻専門のヴィラ・ダトリス財団。南仏とパリのスペースで定期的に展覧会を催している。現在パリでは、織りと編みを主体にしたテキスタイルアート展を開催中。 [...]
L’Orient des peintres 画家たちのオリエント – 夢から光へ 2019-04-04 アート 0 L’Orient des peintres - Du rève à la lumière マルモッタン美術館のプロモーションビデオを見ると、オリエントの美女たちのエロティシズムを見せる展覧会と思いそうだが、どうやらこれは集客用。本当の意図は全く違い、ドラクロワなど19世 [...]
よむたび。〈17〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2019-03-23 本 0 『 かくも立派なディプロム!(仮題) 』 Un si beau diplôme! スコラスティック・ムカソンガ著 / Gallimard刊 父の不在? ルワンダ。1994年、アフリカ内陸部のこの小国で、世界に大変な衝撃を与える出来事が起きた。ツチ族の大虐殺である。「作家」スコラ [...]
念願の翻訳、 『仮面の告白』。 2019-03-16 本 0インタビュー ドミニク・パルメさん 作家、三島由紀夫の壮絶な切腹自殺から、来年は半世紀を数える。死後50周年に先立ち、初期の傑作小説『仮面の告白』(1949年)の新仏語訳が、ガリマール社から出版された。当時24歳だった早熟な三島の作家としての地位を確立し、自叙伝的要素が濃いこの作品は、 [...]
スタニスラオ・レプリ – 前兆のヴィジョン 2019-03-02 アート 0 Stanislao Lepri - Visions prémonitoires シュルレアリスムの画家、スタニスラオ・レプリ(1905-80)の展覧会は珍しいので、会期は残り少ないが、ぜひ紹介したい。 イタリアの貴族の出身で、画家になる前は外交官だった。1942 [...]
よむたび。〈16〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2019-02-24 本 0 『 神のバルコニー(仮題) 』 Le Balcon de Dieu ウジェーヌ・エボデ著 / Gallimard社 「神のバルコニー」。 アフリカ大陸の南東、モザンビークとマダガスカルに挟まれたインド洋に、マヨット島がある。フランスの統治から独立したコモロ諸島のな [...]
ジャンヌ・アデッドのCD “Radiate” 2019-02-22 音楽 0 CD : Jeanne Added “Radiate” ジャンヌ・アデッドが、今年のVictoire de la Musiqueでベスト女性アーティストに選ばれた。2015年に 『Be Sensational』というファーストアルバムが出たが、「圧倒的なレベルの高さ(…)音域 [...]
La Ronde:ルーアンで現代美術イベント 2019-02-18 アート 0 ルーアンは、4年前から複数の美術館の常設展会場で現代美術を展示するイベント「ラ・ロンド」を行っている。今年は13人のアーティストが選ばれた。 ルーアン美術館ではインド出身のリナ・バネルジーの「結婚」をテーマにした華やかな、羽、植物、ビーズなどを使った彫刻。陶芸家、ソフィー・デュ [...]
Chagall-Du noir et blanc à la couleur 白黒のシャガール 2019-02-07 アート 0 色彩の美しさで知られるマルク・シャガールは、白黒の絵もいい。それを見せてくれるのが、エクサンプロヴァンスで開催中のシャガール展だ。第二次大戦中、アメリカに逃れ、1948年にフランスに戻った。展覧会はその後、85年に没するまでの後半生を扱っている。 [...]