Quatuor Diotima/Bartók 2019-05-14 音楽 0 ディオティマ弦楽四重奏団は、パリ国立音楽院出の音楽家たちによって1996年に結成された。秀れたテクニックに支えられたヨミの深い解釈のヤナーチェク、シェーンベルクなど新ウィーン楽派のアルバムが高評価を受けた。ラッヘンマンや細川俊夫といった同時代の作曲家の作品も意欲的に演奏。そして [...]
Hammershøi 「北欧のフェルメール」、ハマスホイ–デンマークの巨匠 2019-05-07 アート 0 「北欧のフェルメール」と評されるヴィルヘルム・ハマスホイ(1864−1916)はデンマークの画家。友人の妹と結婚し、子どもはなく、コペンハーゲンで波風のない人生を送った彼が描いたのは自宅の室内や身近な人々の肖像、風景だ。 [...]
アニエス・ヴァルダに 会いに行く。 2019-05-01 アート 0特集記事映画 身長153cm。大の猫好き。髪型は永遠のマッシュルームカットで、ここ数年は赤と白のツートンカラー。孫からは「mamita punk (パンクおばあちゃん)」と呼ばれていた。映画監督アニエス・ヴァルダのことである。2019年3月29日、パリの自宅で息を引き取った。享年90歳。ジャン [...]
よむたび。〈18〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2019-04-23 本 0 『 犬が尾から吠える場所(仮題) 』 Là où les chiens aboient par la queue エステル=サラ・ビュル著 / Editions Liana Levi刊 家族のルーツを求めて 1960年代初頭。フランス政府は深刻な経済的危機に陥った海外県の状況に [...]
CD : Zelenka “Missa Sancti Josephi” 2019-04-22 音楽 0 ヤン・ディスマス・ゼレンカはボヘミア出身の、バッハと同時代の作曲家。ドレスデンのアウグスト選帝侯の宮中で活躍し、多くのミサ曲で知られる。 バッハの北プロテスタント的な静ひつな宗教曲とは打って変わり、イタリア的といってもいい、知らずにリズムをとりたくなるような明るさに満ちている。 [...]
Tissage Tressage…quand la sculpture défile à Paris ! 2019-04-18 アート 0 織りと編み…彫刻がパリに次々と現れる時! ふたりのコレクターが南仏に創設した現代彫刻専門のヴィラ・ダトリス財団。南仏とパリのスペースで定期的に展覧会を催している。現在パリでは、織りと編みを主体にしたテキスタイルアート展を開催中。 [...]
L’Orient des peintres 画家たちのオリエント – 夢から光へ 2019-04-04 アート 0 L’Orient des peintres - Du rève à la lumière マルモッタン美術館のプロモーションビデオを見ると、オリエントの美女たちのエロティシズムを見せる展覧会と思いそうだが、どうやらこれは集客用。本当の意図は全く違い、ドラクロワなど19世 [...]
よむたび。〈17〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2019-03-23 本 0 『 かくも立派なディプロム!(仮題) 』 Un si beau diplôme! スコラスティック・ムカソンガ著 / Gallimard刊 父の不在? ルワンダ。1994年、アフリカ内陸部のこの小国で、世界に大変な衝撃を与える出来事が起きた。ツチ族の大虐殺である。「作家」スコラ [...]
念願の翻訳、 『仮面の告白』。 2019-03-16 本 0インタビュー ドミニク・パルメさん 作家、三島由紀夫の壮絶な切腹自殺から、来年は半世紀を数える。死後50周年に先立ち、初期の傑作小説『仮面の告白』(1949年)の新仏語訳が、ガリマール社から出版された。当時24歳だった早熟な三島の作家としての地位を確立し、自叙伝的要素が濃いこの作品は、 [...]
スタニスラオ・レプリ – 前兆のヴィジョン 2019-03-02 アート 0 Stanislao Lepri - Visions prémonitoires シュルレアリスムの画家、スタニスラオ・レプリ(1905-80)の展覧会は珍しいので、会期は残り少ないが、ぜひ紹介したい。 イタリアの貴族の出身で、画家になる前は外交官だった。1942 [...]