フランス初、ガラス工芸美術館がオープン。 2016-10-04 アート 0 Musverre、フランス初のガラス工芸美術館。 10月1日、ベルギーに近い人口1500人の村にノール県立美術館「ミュズヴェール」がオープンした。伝統的にガラス産業があった土地で、地元のコレクターが集めた、日常で使えるガラス製品の所蔵品と、世界中の現代作家のアート作品を展示してい [...]
LIVRE:Marc Riboud 2016-09-25 アート 0 8月30日、写真家マルク・リブーが93歳で死去。1951年にカルティエ=ブレッソンに紹介されマグナム・フォトに参加、エッフェル塔のペンキ塗りの写真がライフ誌の表紙を飾るが、幾何学的な構図といいカルティエ=ブレッソンの影が濃い。1955年からトルコ、イランなどを経て中国、日本と旅し [...]
Le grand orchestre des animaux 2016-09-18 アート 0 生物の多様性をテーマにした展覧会が開かれている。バーニー・クラウスが録音した自然界の音をメインに、写真、絵画、ビデオ、音楽で構成した「動物たちの大交響楽」展だ。アメリカの電子音楽のパイオニアだったクラウスは、1968年から自然の中で野生動物の声を録音し続けている。地下の暗い部屋に [...]
Josef Sudek “ Le monde à ma fenêtre ” 2016-09-02 アート 0 「プラハの詩人」と呼ばれたチェコの写真家、ヨーゼフ・スデック(1896-1976)。開催中の彼の大回顧展を見ると、そう呼ばれたのが納得できる。 [...]
Louis Stettner “ Ici Ailleurs ” 2016-08-03 アート 0 アメリカ人写真家で、現在はフランスに住んでいるルイス・ステットナー(1922-)が自作140点をポンピドゥ・センターに寄贈したのを記念し、地下の写真展示室で個展をやっている。作者の思いや人柄が伝わってくる、珍しい写真展だ。ひとつひとつの作品に作者の言葉を添えたことの効果が大きい。 [...]
On being an angel-Francesca Woodman 2016-07-15 アート 0 フランチェスカ・ウッドマン(1958-81)の写真は、少女が大人になりつつあるときに通る空間をずっと見つめ続けたかのような作品だ。アメリカ・コロラド州の芸術家一家に生まれ、思春期から写真を始めた。美術学校で写真を学んだ後、何度か画廊で展覧会を行い、これから、というときに22歳の [...]
Paul Klee – L’ironie à l’œuvre 2016-07-03 アート 0 クレー作品を貫いた精神は 「皮肉」だという。その夢想的な作品からは想像できないテーマで作品分析をした本展は、クレーの回顧展の中でも出色のものだ。 作品には、描かれた当時の出来事と題名の由来の説明が付いている。 [...]
絵を描くことは自分なりの反戦活動。 2016-06-22 アート 0インタビュー オマール・イブライムさん。 「こんな時にどうして絵を描くの?と人に聞かれる。たしかに絵で戦争は止められないけれど、絵で人々の心に触れ、絵を介して人と繋がりを持つことが自分の仕事で、生き方で、自分なりの反戦だと思っている。5年来、国と自由、夢をも壊してきた戦争への復讐でもある」と語 [...]
Miquel Barceló. Sol y sombra 2016-06-17 アート 0 現代スペイン美術界の大物、ミケル・バルセロ(1957-)の大掛かりな個展が、2カ所で同時開催されている。絵画、デッサン、彫刻、版画、陶芸と、多方面に才能を開花させたマルチアーティストだ。日本では本が出たが、本格的な展覧会はまだなので、美術に興味がある人にはぜひお勧めしたい。 [...]
L’art et l’enfant 2016-06-02 アート 0 着眼点の面白さで見せる展覧会である。「子どもと美術」とは誰もが考えそうな企画しやすいテーマだが、意外にこの種の展覧会は少ない。本展はテーマの安易性に陥らず、子どもに対する見方が歴史的にどう変わってきたかを美術作品を通して見せており、美術以外にも得るところが多い。歴史学者がコミッシ [...]