あふれるアートとレア嬢。

街中に溢れるウォールペインティング 丁度制作中のところ。

街中に溢れるウォールペインティング 丁度制作中のところ。

 メニルモンタンはベルヴィルとペール・ラシェーズに挟まれ、元来は多くの職人や労働者の仕事場があった大衆的な地区だ。スタイルは違うにせよ、その大衆的なところは今も変わっていないだろう。パリ市がアーティストのために多くのアトリエを設けているため、絵描き、彫刻家、写真家、陶芸家、版画家らアーティスト人口が多く、アトリエ兼ギャラリーのほか、街角にもアートがあふれている。フランスのストリートアートの先駆的存在である〈ZigZag〉の創設者ジェローム・メナジェールもメニルモンタンの代表住民で彼の作品は街のあちこちで発見できる。界隈を散策してみると、若き世代アーティストのあふれるパワーが一目瞭然に感じられる。
 アーティストが多ければ、気の利いたバーも多くなる。たくさんのバーで賑わう11区のオベールカンフ通りにもつながるメニルモンタン通りを中心に、新たなバーはキノコが繁殖するように生まれる。また、夏の夜には広い歩道に人が群がりあふれる伝説のバー『Le Sol?il』もメニルモンタン大通りにある。
 ここに住むレアは16歳の高校生でピアニストだ。アーティストが多ければミュージシャンも集まるわけだが、ジャズやマヌーシュ音楽が中心なのに対し、レアは現在クラシックに没頭中。ピアノを始めたのは7歳半と決して早い方ではないが、メキメキとその才能を発揮し、授業時間特別編成の高校に通いながらコンセルヴァトワールに通う毎日を送っている。1年前よりチェンバロも始めた彼女は目を輝かせながら「ピアノと違って鍵盤に接近して弾くの。鍵盤は小さいから指の動きも更に正確さが要求されるわ」と語る。チェンバロではバッハとクープランに取り組んでいるらしい。14歳の妹はヴァイオリンをやっていて、同じく特別編成の高校に通いながらコンセルヴァトワールに通う。これまた金髪の美しい少女なので、将来は姉妹のユニットで活躍する日を期待したい。(久)

カルチエのシンボルでもあるジェローム・メナジェールの作品。シュヴァリエの歌にちなんだフレーズがスローガン

カルチエのシンボルでもあるジェローム・メナジェールの作品。シュヴァリエの歌にちなんだフレーズがスローガン

 

レアはやはりショパンが好きだ。

レアはやはりショパンが好きだ。

●Conservatoire Georges Bizet

 毎日午後レアが通う音楽学校。家でもピアノの練習はするが、ここの個室で思いっきり弾くのは大切だ。建物に入るや各種の楽器を奏でる音が聞こえる。大人向けの各教室もある。また定期的にコンサートがありレアも参加する。

Ménilmontant界隈(20区) 



 

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