La Réserve de Quasimodo — ワイン好きにとっておきの穴場。

 もうすぐ日本へ帰ってしまう友人に、これぞフランスの味! というのを食べてもらおうと、こだわりのビストロへ。店はノートルダムから目と鼻の先。窓からはセーヌ川越しにパリ市庁舎が望める。ワイン屋さんの経営なので、生産者から直接仕入れられたワインが格安だ。瓶で注文する場合は、店頭売りの価格に一律30F加算しただけという良心的料金。
 グラスワインでいくつか試すことにし、ボージョレ(14F)とアルザスのピノ・ノワール(23F)を頼む。料理のほうは、オーナーのナタリーさんのすすめで、店特製のフォワグラのタルティーヌ(65F)と駝鳥のリエットのキッシュ(48F)を頼んだ。
 フォワグラのタルティーヌが絶品!! トーストされた田舎パンとりんごの薄切りの上にフォワグラがのってアツアツのまま出てくる。あれよあれよという間にフォワグラが溶け出してきて、目にも美味しい一品だ。各皿に添えられるサラダのドレッシングにもシェフの心遣いが感じられる。「普通のドレッシングは油っこすぎる。これはマヨネーズを水で割ったような軽さが特徴のオリジナル」とナタリーさん。ほのかにクルミの香りもして、たちまちファンになってしまった。
 チーズにサン・ネクテール(20F)をとってワインはシャトー・ヌフ・ド・パップ(35F)。極楽のひととき。デザートにはワインジャム添えのプディング。やさしい甘さでボリュームもなかなか。決して豪華なレストランではないけれど、おいしいものをリーズナブルに楽しみたい人におすすめのビストロだ。(里)

*4 rue de la Colombe 4e 01.4634.6767
月~土11h-21h(21h以降は要予約)