フォンテーヌブローの森でとれたというタケノコをいただいた。ずんぐりのモウソウ竹のものとは違って、ずいぶんスリムなタケノコだ。
固い皮を一むき、二むきしてから、長すぎるものは二つに切って鍋にとり、たっぷりと水を張る。水1リットル当たり小さじ1杯の重曹 bicarbonate de soude(スーパーで簡単に手に入る)を入れる。アルミホイルを鍋の大きさより小さめに切って真ん中に穴をあけ落しぶたにする。中火にかけ沸騰したら弱火にし、細いタケノコなので40分ほど火を通し、そのまま冷ます。丁寧に皮をむき、根の方はさいの目に、先の方は小さく切り分ける。細かったせいもあってか、ちっともえぐみがない。
ニンジンは短冊切り、油揚げは熱湯をかけて油気を抜いてからせん切り。炊飯器に、といで水気を切った米を入れ、しょう油、酒、砂糖を混ぜ入れ、だしをふだんの水加減に加えて炊く。炊き上がったら大きく混ぜ合わせ、またふたをして15分ほど蒸らし、椀にとりわける。タケノコの歯ごたえがうれしい混ぜごはんだ。味が濃いめになるおこげのうまいこと!(真)
米2合、タケノコ150~200g、ニンジン半本、油揚げ半枚、だし430cc前後、しょう油大さじ2~3杯、酒大さじ2杯、砂糖少々