音楽

文楽版『月に憑かれたピエロ』の音楽監督、根本雄伯氏。

 今晩から、アテネ劇場で始まる、文楽で演出された『Pierrot lunaire 月に憑かれたピエロ』公演。本紙3月15日号では、この演出を手がけ、人形を自ら操るジャン=フィリップ・デルソー氏について紹介した。  もうひ […]

ラファエル・アロッシュ初小説集『海への回帰』を読む

 2000年にデビューしたパリ生れのシンガー・ソングライター、ラファエルはその3枚目のアルバムから2005年に「キャラヴァン」という売上150万枚の大ヒット曲を出している。美しい顔立ちをした少年のように見えたが、あの時す […]

レ・モティヴェ、20年後の帰還

「モティヴェ!  モティヴェ!…」この勇ましいリフレインは元歌にはなかった。トゥールーズのバンド、ゼブダのメンバー(マジッド・シェルフィ、ムスターファとハキムのアモクラン兄弟)が第2次大戦時のレジスタンスの歌「パルチザン […]

James Blood Ulmer

2月4日(土) オーネット・コールマンのグループでも活躍した前衛ギタリスト、ジェームズ・ブラッド・ウルマー。その過激にうねるギターのサウンドは、あくまでブルースで、ぼくらのハートを直撃。やはり強力ギターのヴァーノン・リー […]

2016年12月ポルナレフ緊急入院事件のまとめ

 単刀直入に言えば、ミッシェル・ポルナレフの最大の問題はメガロマニー(誇大妄想症)である。ほとんどの「スター」たちは並みにメガロであるが、ポルナレフは並外れている。常にピープル誌の一面に載っていないと気が済まないような。 […]

仲野麻紀著『旅する音楽』を読もう

 仲野麻紀は長年われらがオヴニーの重要な執筆者であり、言わば私たちの同僚・仲間である。今回の記事はフランスのメディアで言うところの「コピナージュ」であり、仲間うちのことを馴れ合いで褒めているという誹(そし)りを受けるかも […]

江利チエミに魅せられて

 江利チエミ(1937-82)は昭和の戦後歌謡を代表する女性歌手のひとりである。美空ひばり、雪村いづみと共に三人娘と呼ばれ、テレビが一般に普及する以前に映画で大活躍(出演映画数約50本)、テレビ時代になってからは「さざえ […]

世にもフランシュイヤールなB級ロックンロール

文・向風三郎  昨年11月の本欄で紹介した 『フランス・シェブラン』を監修したジャン=バチスト・ギヨーのボーン・バッド・レコーズから、またまたクセものの珍盤の復刻。復刻と言ってもオリジナルを見た人はまずいないはず。199 […]

少年の日のワンダーランドと殺戮の地獄の間にある小さな国 

ガエル・ファイユの初小説『プティ・ペイ』を読む 今これを書いている時点で、ガボンの8月末の大統領選挙後の激しい暴動の報道が続いている。悲しいかな珍しいことではない。アフリカのある国々では,恒例事のように選挙の後クーデター […]

Festival de l’Orangerie de Sceaux

8月13日から9月18日まで、パリ郊外にある緑の美しいソー公園のオランジュリーで、クラシックの室内楽フェスティバル。 8月13日 は、リヨン音楽院出身の若手からなるエルメス弦楽四重奏団。最近全曲録音したシューマンの弦楽四 […]

マロヤよ、そのままで:アラン・ペテルス

 レユニオン島の詩人・音楽家のアラン・ペテルスは1995年の7月12日に43歳で亡くなっている。今年2月の当欄でクリスティーヌ・サレムを紹介した時に、レユニオン島の音楽マロヤが2009年にユネスコ世界文化遺産に登録された […]

ルノー自伝『迷える子のように』を読む。

   長年の強度のアルコール依存症のため再起不能と言われていたルノー(64歳)が、9年ぶりに新作アルバムを発表し、音楽CD業界危機の昨今からは考えられぬ破格の50万枚の売上でチャート1位を独走し、この10月から […]