経験に培われた腕を存分にふるった料理を味わう。

resto 7区のピエール・ルルー通りといえば、あい田、NAKATANI、L’Inconnuと日本人シェフが大活躍するレストランが軒を連ねる通りとして知られているが、そこにもう1軒、気になる店が増えた。〈プリュム〉。アラン・サンドランスやギー・マルタンの下で腕を磨いてきたチュニジア出身のシェフ、ユセフさんが季節の素材を活かした、本格的なフレンチをリーズナブルに提供していると評判だ。

前菜+メイン、またはメイン+デザートで21€、3品で25€のランチが人気。日替わりのランチは、コスパが高いだけに、前菜、メイン、デザートとも1種類だけで選択がないのだが、グラスワインの他、料理に合うビールのおすすめもあるのが興味深い。

本日の献立は、アーティチョークのラヴィオル、サバのエスカベッシュ、デザートはシシリア産ピスタチオのアイスクリームとのことなので、おすすめのLa Picaro(6€)という白ビールをとってみた。これはBrasserie La Baleineという20区の醸造所で生産されているビールのひとつ。プリュムでは、他にイカスミやコショウの香りのビールなどもあるので料理と合わせて味わうのが面白い。

アーティチョークのラヴィオルは、シコっとした歯ごたえといい、食べやすく調理されたアーティチョークといい、そこに旨みがぎゅっと凝縮されたソースも加わって、アツアツで給仕されゴキゲン!

サバは、酸っぱくも脂っぽくもなく、エスカベッシュと聞いて、いわゆる南蛮漬けを想像していたのであれ? と思ったが、扱いが難しい青魚をうまく調理している。付け合わせのキャベツが絶品。小ぶりでとんがった形のChoux Pointuは、生で食べてもおいしいのだが、シェフはバターをたっぷり使ってやわらかな風味に仕上げているのが新鮮だった。

デザートのピスタチオのアイスクリームには、砕いたヘーゼルナッツ入りの薄く焼き上げたメレンゲが添えられていて、食後にぴったり。

ちょっと奮発してア・ラ・カルトでさらにシェフが本領を発揮した料理にも挑戦したいもの。(里)

salle2 ravioles picaro  facade

glace à la pistache


Plume

Adresse : 24 rue Pierre Leroux, 75007 Paris
TEL : 01.4306.7985
アクセス : M° Vaneau / Duroc
火〜土 12h-14h15/19h30-22h15 日月休 ※7月28日~8月22日は夏期休業の予定。