Ovni | Numéro 818

ノルマンディーの作家と食 〈11〉

 フランスが誇る文豪モーパッサンの長編小説2作目は『ベラミ』(1885年)。容姿を武器に出世街道をひた走る青年、デュロワが主人公だ。もともとの才能はたいしてない。でも、有能で権力のある女性に取り入ることは誰よりも上手で、 […]

ウズラ肉ならではの味わいを、ブドウの甘味と酸味が引き立てる。

Cailles aux raisins  八百屋の店頭に、色も大きさもさまざまなブドウがあふれるようになると秋。そのまま食べてもおいしいし、フルーツサラダに入れるのもおすすめだし、ウズラの肉と合わせれば秋らしいごちそうに […]

68ユーロ

パリ市では、昨年10月からタバコの吸い殻のポイ捨ては、他のゴミ同様に68ユーロの罰金!パリ市内には100人近くの監視員がいる。この罰金制度導入前に、灰皿つきのごみ箱が3万近く歩道に設置されたから、「近くにごみ箱がなかった […]

マダム・キミのシルバーラウンジ:11月1日号

 M子さんは来年4月で90歳。在パリ60年。夫は1895年、札幌で14人兄弟の1人として生まれ、クラーク先生の有名な言葉「少年よ、大志をいだけ」を実行するため満州に行った友人が多かったが、彼は釧路で教員になる。1924年 […]

ワクチンを問題視して、医師会除名?

 モンペリエ大学医学部のアンリ・ジョワイユー名誉教授は、がんと消化器外科が専門だ。保健大臣宛てに、アルミニウムを含まないDT(ジフテリア、破傷風)ポリオの3種混合ワクチンの復活を求める署名運動を2015年から展開し、現在 […]

市民に一流の音楽教育を提供。

構想から30年を経て2015年1月に誕生した総合音楽施設、フィルハーモニー・ド・パリ。客席がステージを360度取り囲む大ホールには、世界の音楽愛好家の熱い視線が集まる。至近距離には音楽博物館シテ・ド・ラ・ミュージック(  […]

食欲の秋、芸術の秋。両方満たすベルジアンマジック。

 東駅をずっと北上し、ルイ・ブラン駅の交差点に差しかかる少し手前に、突如ブリュッセルかアントワープかと錯覚するような、美しく古めかしい外観の店が目に飛び込んでくる。ウィンドーに書かれたEPICERIE CULTURELL […]

闘う巨匠のブレない社会派ぶり

『 Moi, Daniel Blake 』  ダニエルは、やもめ暮らしの木工職人。心臓病でドクターストップがかかり、福祉当局に足を運んだ。「50メートル歩けますか?」「ポケットに物を入れられますか?」。杓子定規の質問に答 […]

87人

今年はキノコの当たり年らしく、キノコ狩りを楽しむ人が多く、10月前半でキノコによる食中毒にかかった人は全国で87人(重症3人)。キノコ食中毒を避ける策は、セープ茸、ジロール茸など、よく知っているキノコだけをとること。毒キ […]

数ある中で太鼓判、 モンパルナスのクレープ屋。

 ブルターニュ地方とパリを結ぶ電車の発着駅であるモンパルナス駅周辺にクレープ屋が集結しているのは誰もが知るところ。エドガー・キネ大通りとモンパルナス大通りを繋ぐモンパルナス通りには、たった200メートルの間に10軒のクレ […]

La peinture américaine des années 1930 « The age of anxiety »

1929年にウオール街の株大暴落で始まった大恐慌は、美術界にも大きな影響を与えた。戦後の抽象表現主義でアメリカが世界的に注目を集める前の、あまり顧みられることのない時期の美術を、経済、政治、社会事象と絡めて紹介しようとい […]

ナント映画散策。

1987年に造船所が閉鎖され、一度は活気を失った港町ナント。だが89年に現外相のジャン=マルク・エロー が市長になると、文化を介した〈攻めの町おこし〉が始まった。クラシック音楽の祭典La Folle Journée、現代 […]

難民受け入れで分裂するフランス。

 カレーの難民・移民キャンプ「ジャングル」の年内撤去の政府方針にともない、24日から約7千人の難民を全国に280ヵ所ある難民一時収容センター(CAO)へ移動させる作業が始まった。24日から26日までに、4014人がバスで […]

OVNI 818

OVNI 818 : 01/11/2016

Lucas Debargue

11月8日(火) 今年26歳、人気上昇中のピアニスト、ルカ・ドバルグがエフゲニー・ブシュコフ指揮のベラルーシ国立室内管弦楽団をバックにベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番を演奏。チャイコフスキーの弦楽のためのセレナード。2 […]

The Color Line

1月15日(日)まで 南北戦争(1861-65)以降、アメリカの黒人が市民権と平等獲得のためにたどった軌跡を、アート作品、ポスター、新聞・雑誌などから紹介。南北戦争後、奴隷制は終わっても人種差別は残った。リンチに遭ったり […]

Local Natives

11月10日(木) ローカル・ネイティヴスはカリフォルニア出身4人組のロックバンドで、男性3人のボーカルが生み出す甘いハーモニーは、ビーチ・ボーイズやCSNYファンにはたまらない。米国だけが生み出せるサウンドですね。32 […]

Nelson Goerner

 アルゼンチン生まれのピアニスト、ネルソン・ゲルナーは、ショパンを弾かせたらちょっと並ぶ者がない。昨年出た『前奏曲集』の素晴らしさについては 「(ショパンの曲が)ゲルナーの感受性と一体化して内側から光を与えられたかのよう […]

A.Schönberg – Peindre l’âme

1月29日(日)まで アルノルト・シェーンベルク(1874-1951)は十二音技法を体系化した作曲家として知られるが、自画像など多くの絵画作品も残した。音楽家として充実した時期の《魂を描いた》300点。月休。 8/5€。 […]

欧州卓球、仏40年ぶり優勝

10/23 ハンガリーのブタペストで開催されていたヨーロッパ卓球選手権大会で、フランス人エマニュエル・ルベッソン選手(28、世界ランキング38位)が男子シングルスで優勝した。同大会での仏人優勝は1976年にさかのぼる。決 […]

John Carpenter Live

11月9日(水) SF、ホラー映画で有名なJ・カーペンター監督ライブ。自作映画には自ら作曲してきたが66歳で初アルバムを出しミュージシャン・デビューした。20h。40-73€。

米人、オルセーに絵画寄贈

10/21 文化省はアメリカ人収集家からオルセー美術館に19世紀後半〜20世紀前半の絵画の大規模な贈与があったと公表した。寄贈者はテネシー州在住のスペンサー&マーリーン・ヘイズ夫妻(80)で、ボナール、ヴュイヤ […]

TGV脱線事故、3人取調べ

10/19 2015年11月に起きた超高速列車TGVの事故捜査で、仏国鉄SNCFと子会社シストラの社員3人が取調べを受けていると仏紙が報じた。この事故はストラスブール近くでTGV用線路を試運転中のTGVが脱線して死者11 […]

Ongoing reflection you, me, so many – Tarik Kiswanson

12月18日(日)まで 新進気鋭30歳のタリック・キスワンソンの鋼の彫刻3点を、シトー派修道士の学校だった13世紀の建物内に展示。コンセプチュアルな現代アートが、シンプルな建築様式と見事に調和する。大木を切るのこぎりの歯 […]

Chosen Tsushinshi – Ambassades Coréennes –

11月15日(火)〜18日(金) 朝鮮王朝が、室町時代から約200年間(豊臣時代を除く)日本に派遣した《朝鮮通信使》。芸術・学術・産業等の交流を促進し、両国の平和な関係を構築した外交使節団の歴史を豊富な資料でたどる。12 […]

i-Téléでスト続く

10/17 ニュース専門局i-Téléの報道部は、未成年わいせつ罪で被疑者となったジャン=マルク・モランディーニ氏が同局で番組を担当することに反対してストを開始し、26日まで続いた(26日現在)。i-Téléの属するカナ […]

警官の不満噴出、デモ

10/17 ヴィリー・シャティヨンで火炎瓶を車に投げ込まれて重傷を負った警官に連帯感を示すために数百人の警官がパリのサン・ルイ病院前に集結したのをきっかけに、18日からパリ、エヴリー、ニース、マルセイユなどで警官がデモを […]

Grand prix de France – patinage

11月10日(木)〜13日(日) フィギュアスケート世界一を決定するグランプリシリーズ第4戦。浅田真央、次世代エースの樋口新葉と山本草太、永井優香、無良崇人選手らが12月のマルセイユでの決勝を目指し華麗に闘う。 10-9 […]

オランド本、物議かもす

10/13 ル・モンド紙記者がオランド大統領へのインタヴューをまとめた本「Un président ne devrait pas dire ça(それは大統領が言うべきでない)」が出版され、物議をかもした。サルコジ前大統 […]

バルコニー崩落、4人死亡

10/15 アンジェで集合住宅4階のバルコニーが崩落し、4人が死亡、14人が負傷する惨事となった。同日夜、このアパートに住む大学生が引っ越しを祝うパーティーを開いていたが、23時頃にバルコニーが突然崩落し、3階、2階のバ […]

Banquet houellebecquien

11月16日(水) ミシェル・ウェルベックの小説に登場する料理を通じて作品の理解を深める試み。『料理するM.ウェルベック』の著者、ジャン=マルク・カランタ仏文学教授がパテのサンドイッチ(6€)、ローストチキンとフライドポ […]

Paris Photo – 20ème édition

11月10日(木)〜13日(日) 写真を扱う画廊が170軒勢揃いする大写真市。10日(13h30-19h20)は、60年代日本の写真雑誌PROVOKEに関するフォーラムも。  木〜土12-20h、日12-19h。30€。