アート

アニミズムが感じられる、内藤礼と井上織衣の展覧会。

   パリで開催中の2人の日本人アーティストの展覧会に共通するものを見た。ベネチア・ビエンナーレでのインスタレーションなどで知られる内藤礼と、パリ在住の井上織衣だ。  内藤は、小さな木のひとがたを彫って、広島の原爆で焼け […]

Iconomania

保険会社「マイフ」が「マイフ・ソーシャルクラブ」という文化施設を1月にパリのマレ地区に創設した。オープニングを飾るのは、現代美術の敷居を低くした、誰もが楽しめる展覧会だ。現代社会における「像」とは何か、をテーマに15人の […]

L’esprit du Bauhaus バウハウスの精神 

1919年にドイツのワイマールで創設され、1933年にナチスの台頭とともにベルリンで消滅したバウハウスは、建築、彫刻、絵画、舞台美術などを含む総合芸術の学校で、世界の芸術とデザインに計り知れない影響を与えた。バウハウスの […]

フランス革命を闘った女性たち ”Amazones de la Révolution”展

 フランス革命に参加した女性たちを主人公にした展覧会。市が所蔵する革命の資料を基にした、ヴェルサイユ市立美術館ならではの企画だ。ジャコバン派の革命家マラーの暗殺者として有名なシャルロット・コルデー、革命において女性の権利 […]

Soulèvements

今年は、弾圧や差別に対する人々の抵抗をテーマにした展覧会が多かった。これはそのジャンルの、今年最後にして最大の展覧会だ。美しさとインパクトの強さの両方を併せ持つ作品が、素描、油彩、映画、写真から選ばれた。 パリ・コミュー […]

ゾフィー・リデ、社会学的目録写真。

 現在、トゥール市のトゥール城では、ポーランド人の写真家、ゾフィー・リデ展“Zofia Rydet, Répertoire, 1978-1990 ”展が開催されている。 2015年にワルシャワ現代美術館にて、映像財団、ゾ […]

Art et Liberté

 1938年から1948年までのエジプトの前衛芸術運動を紹介する展覧会である。当時エジプトは英国の植民地だった。植民地主義と、それに対抗するエジプトの愛国主義の影響を、芸術ももろにかぶり、美術家、作家を巻き込んだ芸術運動 […]

La peinture américaine des années 1930 « The age of anxiety »

1929年にウオール街の株大暴落で始まった大恐慌は、美術界にも大きな影響を与えた。戦後の抽象表現主義でアメリカが世界的に注目を集める前の、あまり顧みられることのない時期の美術を、経済、政治、社会事象と絡めて紹介しようとい […]

Magritte - La trahison des images

 マグリットって、こんなに知的な画家だったのか、と彼に対する評価が一変するような展覧会だ。プラトン、ハイデッガー、フーコーなど哲学者の名前が説明のなかにキラ星のように出てきて、本展を企画したコミッショナーの知的レベルにつ […]

Corps rebelles

2年前にリヨンにできたコンフリュアンス美術館で、ダンスをテーマにした展覧会「反抗する体」が開催されている。2011年−12年にパリのポンピドゥ・センターで開かれた「人生を踊るDanser sa vie」展は、歴史的にダン […]

フランス初、ガラス工芸美術館がオープン。

Musverre、フランス初のガラス工芸美術館。 10月1日、ベルギーに近い人口1500人の村にノール県立美術館「ミュズヴェール」がオープンした。伝統的にガラス産業があった土地で、地元のコレクターが集めた、日常で使えるガ […]

LIVRE:Marc Riboud

8月30日、写真家マルク・リブーが93歳で死去。1951年にカルティエ=ブレッソンに紹介されマグナム・フォトに参加、エッフェル塔のペンキ塗りの写真がライフ誌の表紙を飾るが、幾何学的な構図といいカルティエ=ブレッソンの影が […]