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パリジャンとミツバチのはなし。

パリジャンとミツバチのはなし。

大都市ながら、ミツバチにやさしい環境がそろっているパリ。
パリジャンとミツバチの甘~い関係、レポートします。

リュクサンブール公園の養蜂学校でダダン式を、自然派養蜂スタージュでヴァレ式を習得。広い屋上テラスには20枚も巣板を並べられるケニア式養蜂箱(右)も。

「ミツバチは、
自然とわたしたちの仲介者。」

 パリ中心、ボンヌ・ヌーベル駅から徒歩数分、1930年代のアパルトマンの最上階。パリを一望する屋上テラスの一角に、ディアーヌさんの養蜂箱は並ぶ。養蜂歴10年、アマチュアながらオペラ座近くの蜂の巣駆除で活躍するなど、パリ消防隊からの信頼も厚い養蜂家パリジェンヌだ。

 「昔、祖父たちの時代には、みんな養蜂していたでしょう? 田舎だけじゃなくパリでも、屋根裏や窓辺に養蜂箱を置くことはできる。ミツバチたちの暮らしを観察していると、自然の神秘を感じずにはいられないわ。毎日、巣から半径約3km内にある700もの花々の蜜を集めて、1kgのハチミツを蓄えるために、なんと地球4周分もの距離を移動しているのよ!」

家族、友人などの間で大好評という自家製ハチミツ。