■■ BLOG : 小沢君江通信

Rouler dans la farine(手玉にとる)49

〈Je le roule dans la farine〉(彼を粉でまぶす)とは「彼を手玉にとり、自由にあやつる」こと。〈Les gens de même farine〉は、一見すると似ているが同類の仲間であることで「おな […]

Être dans les vapes(もうろう状態)48

1920年代の俗語〈vape〉は〈vapeur〉(もうろう状態)から来ており、アルコールや麻薬などにより「もうろうとした状態」を指していたが、60年代からは〈Tomber dans les vapes〉「気を失う、気絶す […]

フィヨン大統領候補:選挙運動中に被疑者に。

 1月25日付カナール・アンシェネ紙が暴露したフィヨン共和党候補の妻ペネロープと子供2人の架空雇用疑惑ペネロープゲート(1986 〜2013年彼女は83万ユーロ受給)暴露の報道にもめげず、右翼国民戦線党FNのマリーヌ・ル […]

Fier comme Artaban(すごく傲慢な)47

〈Artaban〉とは、17世紀の歴史小説作家ラ・カルプレネード(1609-63)が書いた『クレオパトラ』(13 巻)に出てくる人物アルタバンから来ている。アルタバンはこの上なく傲慢至極、尊大な男として描かれており、〈F […]

Être un ours mal léché(粗野で非社交的)46

フランス語では17世紀頃から、肉体的に〈ours〉(熊)が表現に出てくるようになった。小熊は、大きくなるまで母熊に全身をなめられながら保護される。18世紀から〈Être un ours mal léché〉(母親によくな […]

En avoir sa claque(もうたくさん)45

今日〈claque / claquer〉というと〈gifle / gifler〉(平手打ち)ととられるが、昔、ピカルディ地方などの乳牛産地で、充分に牛乳が搾れたとき、〈J’ai ma claque〉(牛乳が充 […]

Avoir le béguin pour … (…に恋している)44

12世紀ベルギーのリエージュにランベール・ルベーグ神父が創設した修道院ベギン会の修道女たちが被った薄いベールの付いた頭巾のことを「ベギン帽」と呼ぶようになった。以後ベギン帽は婦女子の流行りの帽子となり、16世紀には〈J& […]

児童虐待をめぐる沈黙の壁を破る。

日本でも児童虐待問題が話題になってから久しい。日本の厚生労働省の統計では、2012年の児童虐待件数は66,701件にのぼり2000年 に比べて5.6倍増えているという。  フランスでは20年ほど前から家庭内暴力(DV)に […]

En connaître un rayon(知りきっている)43

〈rayon〉とは養蜂の巣板のことだが、スーパーや商店の販売棚のこと。販売係長はどこに何があるかすべてを知りきっていなければならない。また入念に指先で掘ったり削ったりする彫刻家の指に喩えて、〈connaître sur […]

Mentir comme un arracheur de dents(うそばかりつく)42

中世時代、市場や祭りの広場で歯医者が、通行人に「すこしも痛くないよ」と言って客を得ていたが、麻酔もない時代に、実際に歯を抜いてもらう人の苦しみは相当のものだった。そこで16世紀に〈Arracheur de dents〉は […]

苦しませないために死ぬ前に眠らせる…

2015年に国会で可決された「末期患者の持続的な深い鎮静」によって死に至らせることを認めるクレ-レオネティ法が2017年2月2日に発布された。同法はオランド政権下で同婚婚法と並ぶ重要な法律だ。同法は自殺幇助(ほうじょ)や […]

Mettre du beurre dans les épinards(格上げする)41

日本でなら〈épinard〉(ほうれん草)は、淡白にカツオぶしと醤油で食べるのが一般的だが、欧州ではほうれん草は栄養があるのだが味のないものとされてきた。そこで〈beurre〉(バター)を加えれば味が一段と引き立つ。労働 […]