Culotte(半ズボン、キュロット)115

キュロットは18世紀の貴族男性のひざまで来る半ズボンのこと。〈Porter la culotte〉は当然、男が実権をにぎることで、例外的に〈Chez lui, c’est sa femme qui porte la culotte〉(彼は妻の尻に敷かれている)となる。形容詞〈Être culotté/e〉と〈Avoir le culot de 〜〉は(厚かましい、ずうずうしい)。後者の〈culot〉は器やビンの底の意味で〈Il a le culot de la déranger 〉(彼は彼女に迷惑をかけるのを何とも思っていない)。〈Déculotter) (スボンを脱ぐ)の形容詞〈Déculotté/e〉は(白状させられる、人目にさらされる、怖気づく)。《Sans-culotteサンキュロット》は、革命時代に半ズボンをはかず踵までくるズボンをはいた、革命の底力になった庶民のことで貴族から見ると蔑称に。