Visage cuit par la neige(雪焼けした顔)92

〈Avoir le visage cuit〉は「雪焼けした顔」にも「日焼けした顔」にもいう。〈Plantes cuites〉「枯れた植物」。事業に失敗した時、〈C’est cuit〉「万事休す」または〈Les carottes sont cuites〉「もうだめだ 」。どうして人参が煮えると、もうだめになるのかというと、17世紀頃のフランスでは人参は貧乏人の野菜だったので、一緒に食べる肉は家畜の肉であり、それと一緒に出される煮た人参を指し、もうなすすべがない意味で、〈Les carottes sont cuites〉は、死に際にある人を指すこともある。反対に〈C’est du tout cuit〉は「成功間違いなし」で肯定的。女性名詞〈cuite〉を使い〈Il a sa cuite〉または〈Prendre une cuite〉というと「彼は酩酊しでき上がっている」。