Travailler d’arrache-pied!(休まず働く)(2)

〈d’arrache-pied〉の語源は不明だが、17 世紀の辞書編者アントワーヌ・フルティエールによる字引(1690)には、〈d’arrache-pied〉は「猛烈に働くあまり、そのエネルギーで足が地から離れる状態」だという。後のアカデミー・フランセーズの辞典によると、むしろ「休むことなく」の意味が強い。例えば、〈Il a travaillé six heures d’arrache-pied!〉(彼は6時間休まず働き続けた)というふうに。〈Ils ont discuté d’arrache-pied〉(彼らは休まず議論し続けた)。