15世紀から使われだした表現で、過ちをおかした騎士は一時的に馬に乗ることを禁じられたことから〈Mettre quelqu’un à pied 〜の足を地につけさせる〉は「解雇すること」。〈Avoir les pieds sur terre 両足が地についている〉は「現実主義者」、〈Avoir pieds en l’air 足が空中に〉は「活発な人」、〈comme un pied 不器用、下手〉は〈Il joue du piano comme un pied ピアノが下手〉、〈Ça lui fera les pieds〉は「彼にはいい薬になる、ざまあみろ」、〈Ne pas savoir sur quel pied danser どの足で踊っていいのか分らない〉は「どうしていいのか分らない」。〈Vivre sur un grand pied裕福な暮らし〉は、12 〜14世紀に流行ったつま先がそり返った靴(プレーヌ)のサイズが大きいほど偉い人が履いたことから。〈Travailler d’arrache-pied〉は「一生懸命働く」。〈de plain-pied 同レベル〉は「居間と庭が地続き」になっている。