Être à l’ouest(頭がボケーとしている)20

この表現は20世紀後半のもので、なぜ西にいると頭がボーっとなるのか表現の由来ははっきりしていない。パリから見ると西方にブルターニュがあり、陽も西に沈むことくらい。同じ意味の別の表現として、〈avoir la tête ailleurs〉「心ここにあらず」〈être dans les nuages〉「頭にもやがかかる」〈être à côté de la plaque〉「見当違い」など。第1次大戦中、英国人が〈aller à l’ouest〉(go to west西に行く)と言うと「殺されに行く」を意味していたとか。