今日〈claque / claquer〉というと〈gifle / gifler〉(平手打ち)ととられるが、昔、ピカルディ地方などの乳牛産地で、充分に牛乳が搾れたとき、〈J’ai ma claque〉(牛乳が充分搾れた)と言い〈claque〉は分量を指していた。19 世紀になると「もうたくさん」を意味するようになった。 〈J’en ai ma claque de tes histoires〉「あんたの話はもううんざり」、形容詞 〈claqué(ée)〉は「疲れはてる」を意味し、〈Je suis claqué〉「私は疲れはてた、疲れ切っている」と言う。