〈Carte〉の語源はラテン語の〈charta〉から来ており、文献によると1541 年、ある枢機卿の任務を記した紙が白紙〈carte blanche〉だったので「すべて自分の意志に任された」ととったという。17世紀には〈Donner carte blanche〉とは「すべてを任せる」を意味するようになった。今も意味は変わらず〈donner carte blanche à quelqu’un〉「誰かにすべてを任せる」は、日本語なら「おまかせ」、「おんぶにだっこ」(一方的に相手の好意に甘える)に匹敵する。