〈Ça baigne dans l’huile〉（油がよく効いている）から来ている。油のおかげで機械がうまく作動し何の問題もないという時、〈Ça baigne〉と言える。〈la baignoire〉（浴槽）の歴史をちょっと。20世紀初めまでフランスには浴槽は存在せず、ブリキの金だらいに腰まで浸して背中を洗ってもらっていた。ブリキ製の浴槽が出てくると、よく映画に出てくるように布で覆って入っていた。アクリル製の浴槽が開発されたのは1956年になってから。〈se baigner 〉（湯を浴びる）と、疲れが癒されるので心身の再生にもいい。アパルトマンに浴槽があるかないかで家賃にもかなりの差が出てくる。