Être chocolat(一杯食わされる)32

「ショコラ」といえば、19世紀末、ベルエポック時代に元奴隷だったキューバ出身のラファエル・バディーヤが黒人だったので芸名ショコラで親しまれ、白人道化師フティットとコンビで一躍ヒットした。それを映画化した『ショコラ〜君がいて、僕がいる〜』(ロシュディ・ゼム監督、主演オマール・シー)が思い出される。ショコラはギャグとヘマを繰り返して笑わせる。でも20 世紀初頭、いかさま賭博師によるカードゲームで「だまされた」とか「一杯食わされた」というとき、〈Je suis chocolat〉と言ったものだ。

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