J’ai la pêche !(元気いっぱい)25

〈pêche〉(モモ)は古代中国からインド、中東、ルイ王朝に達しルイ14世の大好物になった。以来〈avoir la pêche〉(モモを持ってる:元気がいい)がよく使われる。果物や野菜名は俗語表現によく出てくる。〈avoir du blé小麦〉、〈avoir de l’oseille スイバ〉は「金を持ってる」、〈ne pas avoir un radiisラディッシュ〉「びた一文持ってない」、またcerise(サクランボ)やprune(プラム)、nèfle(ビワ)など食べないでもいられる果物は「運が悪い、ついてない」を意味することもある。でも〈la cerise sur le gâteau〉は「プラスアルファ」の意。〈ramener sa fraise〉(イチゴを食べずに持ち帰る)は「出しゃばる」こと。〈c œur d’artichaut〉(アーティチョークみたいな心)は「移り気」、〈tomber dans les pommes〉(リンゴの中に落ちる)は「気絶する」、〈Les carottes sont cuites〉(ニンジンが煮えすぎた〉は「万事休す」、〈Ce n’est pas tes oignons〉(あんたの玉ネギじゃないよ)と〈Occupe-toi de tes oignons〉(自分のことに構っていろ)とも「大きなお世話だ」、〈couper la poire en deux 〉「ナシを二分する:喧嘩両成敗」、〈faire le poireauネギ〉「じっと待つこと:売春する」、 〈raconter des saladesサラダ〉「ごたまぜにして話す」、〈Panier à saladeサラダかご〉は、警察の護送車のこと。