Tirer son épingle du jeu(窮地を脱する)(4)

〈Tirer son épingle du jeu〉(きわどいところを救われる)の由来は15 世紀の少女たちの遊びの一つで、壁に円を描き、その中に刺してあるピンにボールをぶつけてピンを落とすゲームから来ているとみられる。たとえば、竹ひごを使ったゲーム、ミカドをしながら、2、3本が重なり合っている時に、そーっと息もつかずにその1本だけを取り除けた時などは、〈J’ai pu tirer mon épingle du jeu〉(危なかったけどうまくいった)。何か複雑な問題をどうにかこうにか解決できた時など、窮地から脱せられた時などにも使える。