C’est la fin des haricots(インゲンもなくなり最低な生活)16

インゲンは昔から庶民の日常野菜だった。18世紀の船旅の食糧といえば、最初に出るのが精肉と新鮮野菜、次に出てくるのが薫製食品、最後に残っているのはハムと缶詰のインゲン。前世紀(今もそうかも)の寄宿舎でもだいたい付け合わせには安くて体にもいいインゲン。生活が落ちるところまで落ち、缶詰のインゲンも手に入らなくなった時、元気も希望もなくなり、〈C’est la fin des haricots〉と言いたくなる。