アンタイが、クラヴサンでスカルラッティのソナタを弾く。

 ドメニコ・スカルラッティは、バッハやヘンデルと同じ1685年に、ナポリで生まれた。歌劇や宗教作品も作曲しているが、クラヴサンの生徒だったマリア・マグダレーナ・バルバラ王女のために書いた550曲以上のソナタで知られる。

「ソナタ」といっても一曲が4、5分という小曲だが、ショパンの前奏曲集と比べてもそん色なく、クラヴサン奏者には欠かせない小宇宙。スコット・ロスが全曲録音しているが、CD34枚組という長さだ!一曲一曲異なる語り口の味わい、短いテーマの繰り返しの中でリズムやメロディーが瞬時に変化していく楽しさ!

 ホロヴィッツやリパッティ、ミケランジェッリといった名ピアニストもスカルラッティの曲を好んで弾いているが、やはりクラヴサンでこそ、多彩で微妙な色合いの表現が可能になる。フランスのクラヴサン奏者、ピエール・アンタイはスカルラッティを得意とし、今回のパリ公演、彼ならではの表情豊かな演奏が期待できる。(真)

3月23日 (土) 16h (早めに予約!)。
19€/14€ (30歳未満)/9€ (14歳未満)。


Théâtre des Abbesses

Adresse : 31 rue des Abbesses, 75018 Paris
TEL : 01.4274.2277
アクセス : M°Abbesses
URL : www.theatredelaville-paris.com