特集

アニエス・ヴァルダに 会いに行く。

 身長153cm。大の猫好き。髪型は永遠のマッシュルームカットで、ここ数年は赤と白のツートンカラー。孫からは「mamita punk (パンクおばあちゃん)」と呼ばれていた。映画監督アニエス・ヴァルダのことである。201 […]

オヴニー 40歳の社会見学。

  ノルマンディーの印刷所へ。    親愛なる読者の方々、広告・アノンスをお出し下さる方々、頼もしい寄稿者、様々な人たちのおかげで、オヴニーは今年、創刊40周年を迎えることができました。  この機会に […]

みんなで作って食べる喜び。

 家の近くにオープンしたチーズ屋さんで、チーズ作りの講座が受けられると聞いて行ってみた。参加者は、定年退職後の田舎生活で自分でチーズを作りたいという人、家でやってみたが失敗して習いに来たカップル、チーズ屋さんで働く人など […]

アール・ブリュットの世界。

 1945年、フランス人画家ジャン・デュビュッフェが提唱した概念「アール・ブリュット(Art Brut)」。専門教育や文化潮流の影響は受けず、内なる衝動から生まれた芸術作品を指す。日本では「生(き)の芸術」などとわかりに […]

2018年12月、「共和国」の広場にて。

 12月、土曜の午後。レピュブリック広場で「黄色いベスト」と「緑のベスト」が合流した。緑のベストを着て「気候のための行進」をする人たちと、車中心の生活ゆえに燃料税の引上げに反対する人たち。ふたつのグループの要求は、相反す […]

ブザンソン:美術館を訪ねる旅。

 フランシュ=コンテ地方の中心ブザンソンは城塞都市。蛇行するドゥー川に挟まれた土地にそびえるサン=テティエンヌ山の頂上に、ルイ14世治下の軍事建築家、セバスチャン・ル・プレストル・ド・ヴォーバン(1633-1704)が造 […]

エムバペの町、 可能性の町、 ボンディ。

 今のボンディー市民ほど、自分の町に誇りを感じている人たちはいないだろう。サッカーのワールドカップでフランスを世界の頂点へと導いたキリアン・エンバペが生まれ育った町、ボンディ。ワールドカップの後、初めて10月にエムバペが […]

イヴ・サンローラン、東洋の夢。

 夏から軒並みジャポニスムのパリ…と思いきや、ひと味ちがう展覧会が始まる。「サンローランが夢見たアジア」 ― 1年前に開館したイヴ・サンローラン美術館が催す最初の企画展だ。インド・中国・日本の衣服と文化は、フランス的エレ […]

パリで日本酒。
Tour des sakés à Paris

 9月29日、パリで日本酒のイベントが始まる。《酒巡り in Paris》。パリの町のなかを、おいしいお酒を飲んでは次の店へ、飲んでは次の店へと歩いて回るかのような、なんとも楽しい響き。この、「ジャポニスム2018」の一 […]

何度でも通いたい、 港町ラ・ロシェル。

 大西洋沿岸の港町ラ・ロシェルは、パリから南西へ467キロ、列車で3時間弱。水辺が恋しくなれば、週末でもすぐに出かけられる距離にある。  港にはヨットが肩を寄せ合い、カモメが優雅に旋回する。沖合にはセレブの避暑地として知 […]

ブルターニュの海藻について。

 日本やアジアの国々の食卓では馴染みの深い海藻。いっぽうフランスで食用として海藻が注目されるようになって、ようやく30年ほどだ。  特にブルターニュはそのメッカ。今では健康食品店やBioの店でなくとも地元スーパーマーケッ […]

ベルギー三都市、 立ち食い紀行。

 ブリュッセル、サント・カトリーヌ広場に人だかり。高めの小さな丸テーブルを囲んで、友人同士、家族同士、初夏の陽を浴びながら、Noordzee(フランドル語で「北海」)の魚料理を楽しむ人たちです。 レストランというよりも、 […]