モダン・アートがパリを彩る一夜かぎりの祭典。

●Nuit Blanche 
 夜通し行われる現代アートの祭典ニュイ・ブランシュは10月6日。今年のオススメを少しご紹介。
  まずは一番西、来春オープンするショッピングセンターBeaugrenelleで行われるJulio Le Parcのインスタレーション(19h-07h)。光と影、反射を操り異次元へと誘う。コンコルド広場のオベリスクの演出も彼が手がける(20h-07h)。続いてトロカデロのシャイヨー劇場。Christian Marclayの『The Clock, 2010』上映(18h-翌18h)。過去と現在と未来をつなぐ「時」を、上映時間なんと24時間のフィルムで表現。映像の中の時計の針は、現実の時間とピッタリ一致! お隣の建築遺産博物館では、Chantal Stomanの世界各都市を独自の視点で切り取った『LOST HIGHWAY light box project, 2012』(19h-02h)。そしてエッフェル塔120周年の壮大な花火で記憶に深い、Group Fによるセーヌ川を彩る炎のスペクタクル(22h-06h)。数々の世界的なイベントに忘れられない感動を添える彼らのアートワークは必見。
 今回初めて夜の一般公開となる国民議会もその秘宝を公開(19h-02h30)。装飾美術館では、約3000もの企業ロゴで構成されたH5による秀逸短編アニメ『Logorama』の上映(20h-07h)。レアールのサントゥスタシュ教会では、Adalberto Mecarelliのプロジェクション。サンジャック塔ではSeb Janiakによるプロジェクション。もちろんポンピドゥ・センターも見逃せない。MV『Bop』が話題を呼んだBrandt Brauer Frickのライブミュージックパフォーマンス(22h-23h)。さらにBHVも7階のテラスを開放(20h-02h)。サンルイ島ではPierre Petitにより街頭ゴミ袋に格言やことわざが印刷され、Maison des Boulagersでは菓子パンなどが振る舞われる。さらに高さ70mのパリ第6大学のタワー24階も開放される(19h-07h)。モードの新拠点レ・ドックでは、コム・デ・ギャルソンの香水のイメージビデオを手がけたKaterina Jebb(19h-07h)。オーステルリッツ駅では弦楽器とエレクトロが融合する、必聴のChapelier Fouのライブ(01h15-02h45)。最後は一番東、イヴリーの工場の煙突を演出するJacqueline Dauriacのプロジェクション。芸術の秋、眠らない夜にお会いしましょう。(高)
http://nuitblanche.paris.fr/
当日はメトロ1番線がGeorge VからChâteau de Vincennesまで、14番線がSt-LazareからOlympiadesの区間が終夜運行。
いずれも深夜2時から朝5時半まで無料。
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