家族連れでたまにぜいたくを

 近くに住む人たちが、ノエルの前後などに家族連れでたまにぜいたくを、という感じでやってくる感じがよかった〈Le Chardenoux〉に、久しぶりに出かけてみた。
 相変わらずきれいに光が入る店内はすがすがしい。メニューをながめていると、リエットのお通しがパンと一緒に運ばれてきたのも変わらない。ボクは平日昼のコース、25€でデザートまで込みだ。友人はアラカルト。ワインはトゥレーヌの赤を1本(26€)とったが、まろやかな口当たりで、スグリのような風味もあって感心。   
 ボクのアントレは〈当店風クロック・ムッシュー〉。なにかな、と期待したのだけれど、食べやすく切り分けてある以外はふつう。でも付け合わせのサラダはドレッシングがうまくきいていた。友人のアントレはカニのむき身と温かいジャガイモのサラダ(14€)。これは口にこびる、後を引くようなおいしさ。
 ボクの方のメインは〈Paleron cuit doucement〉という牛肉の煮込み。さっぱりとした仕上げでニンジンやカブの歯ごたえを残した煮加減はみごと。だが、おなかが空いている人にはちょっとがっかりの量だった。友人の〈Dos de cabillaud〉(25€)は、タラの中心部が真珠色でほろりと口の中でとろけるよう。サフランの香りもぜいたくにきいている。でもやはり量は少なめ。こうではなかったんだけれどなあ。これが今の都会人の量なのかなあ。家族連れでくると、男どもは不満をもらしそう。後でサイトで調べたら、シェフはテレビでおなじみのシリル・リニャックに変わっていました。
 デザートは、コースのナシのポシェがよかった。ホイップクリームのおさえた甘さと軽さ、プラリネのカリッとしたアクセント。コーヒーにオレンジ風味のマドレーヌがついてくるのは以前通りでした。(真)
12月24日夜、25日昼は休み。


Le Chardenoux

Adresse : 1 rue Jules Vallès, 75011 paris
TEL : 01.4371.4952
12h-14h30/19h30-23h。日夜休。 - 日曜営業