託児所が見つかった。

 市役所管轄の家族局(Direction de la
Famille)で託児所の申請をする。選択肢としては、公の場所で大勢の幼児を預かる共同託児所(creche
collective)と、妊産婦・幼児保護局(PMI)が認可した保育士が、自宅で少数の子供を預かる個人託児(creche
familiale)があった。私はミラの周りに子供がたくさんいた方が良い刺激になると思い、共同託児所を希望する。希望は週5日保育だが、「空き
があれば週3日でもよいか」と聞かれ、もちろん「ウイ」と答えておく。
 その後、市内にある他のタイプの託児所へ偵察に出かける。例えば、親同士の連帯で運営される非営利の託児所creche
parentale、専業主婦が子供を週20時間まで預けられる公立の保育園(jardins d’eveil
municipaux)などがあった。精力的にミラと共に訪問をしたが、「忙しい」と戸口で追い返されることも多かった。どこも事務担当の人など雇わず人
手ぎりぎりの運営で、突然訪問の相手をする暇などないのだった。自分のの軽卒さを反省しつつも、「誰々宛に手紙を書くように」とか「△月に申し込みをすれ
ば大丈夫」という情報が得られたのは心の支えになった。
 それから1カ月ほどし市から、共同託児所で週3日の託児が可能との手紙が届く。思いがけず早い返事に、ジルと手を取り喜んだ。だが、甘えん坊のミラが本当に託児所に慣れることができるのか、不安が頭をもたげてきた。(瑞)