C’est la fin des haricots(インゲンもなくなり最低な生活)16 2016-11-28 おキミのフランス語表現 0 インゲンは昔から庶民の日常野菜だった。18世紀の船旅の食糧といえば、最初に出るのが精肉と新鮮野菜、次に出てくるのが薫製食品、最後に残っているのはハムと缶詰のインゲン。前世紀(今もそうかも)の寄宿舎でもだいたい付け合わせには安くて体にもいいインゲン。生活が落ちるところまで落ち、缶詰 [...]
鶏レバー炒め 2016-11-26 肉料理 0 日本ではレバーというと、豚のレバーを使ったレバニラ炒めが名高いが、それを鶏レバーで作ってみた。 ちょっとだけ面倒だけれど、レバーを二つか三つに切り分け、白っぽい筋をペティナイフでそぎとる。あんまり熱心にやると肝心のレバーがグチャグチャになってしまうので、大まかで十分。これをボウル [...]
和風パリジェンヌ:COCO子 -19- 2016-11-24 パリジェンヌCOCO子 0 アジサカ・コウジのマンガをもっとご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。http://www.azisaka.com/blog/ [...]
C’est nickel !(ニッケルのように清潔でピカピカ) 15 2016-11-24 おキミのフランス語表現 0 ロベール辞典の1918年版に初めて登場した金属名ニッケルは、流しの蛇口にも使われるようになった。鉄製に比べ、ピカピカで清潔感を与える。誰かの家に招かれ、〈C’est vraiment nickel chez lui〉(彼の家はピカピカで清潔!)と褒めたくなる。誰かに仕 [...]
今月のチーズ:Faisselle 2016-11-23 チーズを選ぶ 0 牛乳を乳酸や凝乳酵素で固めた後に、柳の木や陶器、プラスチック製の水切り器で乳清(にゅうしょう)をのぞいただけの熟成させないチーズがフレッシュチーズfromage à pâte fraîcheだ。朝市で酪農業者が売っているものが手に入ったら最高だが、スーパーでもさまざまな大きさの容 [...]
Vaches maigres(飢饉)14 2016-11-21 おキミのフランス語表現 0 どうして痩せた牛たち〈vaches maigres〉が飢饉を意味するかというと、古代エジプトのファラオンの夢想に由来するとか。旧約聖書の中に、ファラオンが午睡中にナイル河から7頭の肥えた牛が出てくるのを夢見たのだが、そのあとやせ細った7頭の牛が出てきて、肥えた7頭の牛をむさぼり食 [...]
江利チエミに魅せられて 2016-11-21 音楽 0 江利チエミ(1937-82)は昭和の戦後歌謡を代表する女性歌手のひとりである。美空ひばり、雪村いづみと共に三人娘と呼ばれ、テレビが一般に普及する以前に映画で大活躍(出演映画数約50本)、テレビ時代になってからは「さざえさん」が当たり役だった。「生活のために」12歳で進駐軍キャン [...]
Maison du Pastelのパステル 2016-11-21 MADE IN FRANCE 0連載コラム パステルは15世紀頃にフランス、イタリアで発明されたといわれており、17〜18世紀には王侯や貴族の肖像画を描く画家に、服の質感や顔への光の当たり具合などを再現するのに適したパステルがもてはやされた。その最盛期に活躍した肖像画家モーリス・カンタン・ド・ラトゥール(1704~88) [...]
CD : Amalia Rodrigues “Segredo” 2016-11-20 音楽 0 アマリア・ロドリゲスのファンなら、初期からのオリジナル・アルバムの復刻を揃えていけばいいのだが、「1枚だけ」というならこのアルバム。1965年から75年までの全盛期の名唱が収められているだけでなく、未発表の作品が素晴らしい。たとえばアルバムの1曲目『Medo』の出だしで胸がいっぱ [...]
「料理は人を喜ばせるもの」 2016-11-20 日本人シェフ 0 宮下翔さん(29歳) 注文カウンターの後ろに真剣な表情で料理をする宮下さんがいる。宮下さんが前のお店の同僚ジェレミーさんと一緒にエジプトと日本を融合させたピタパンサンドの店を始めたのは今年の夏のことだった。 東京の浅草生まれ、高校卒業後は「フリーターだった」と宮下さん。と [...]