欲望と、ラブドール。 2016-10-22 インタビュー 0日本が好きなフランス人 アニエス・ジラールさん。 志乃ちゃん、かおるちゃん、まどかちゃん…。あどけなけい顔の表情や ポーズから、控えめな性格が感じられる、等身大のリアルな人形たち。写真を見ているだけでも、息遣いが聞こえてきそうなほど、なまめかしい。 こんな日本の「ラブドール」についての本が [...]
CD : B.Grosvenor “Homages” 2016-10-22 音楽 0 今一番注目されているピアニスト、ベンジャミン・グローヴナーは、英国生まれで24歳。2年前に出た『Dances』は、評論家に高く評価された。この新アルバムも考え抜かれたプログラム。バッハ作曲ブゾーニ編曲の『シャコンヌ』は、左手の切れのよさもあってポリフォニーのラインが明確で優雅な [...]
Richard Orfèvreの銀食器 2016-10-21 MADE IN FRANCE 0連載コラム 純銀食器といえば、かつて貴族やブルジョワ階級が使った高級品というイメージがあり、日本人にはあまり馴染みがない。だが、フランスではある程度裕福な家庭で代々受け継がれ、割と身近な存在であるらしい。 銀食器を作る金銀細工師 (orfèvre)という職業は古代にさかのぼり、 [...]
『アンヌへの手紙』『アンヌのための日記』 2016-10-21 時事解説(小沢) 0 10月26 日、生誕100 年の故ミッテランが49歳の時、恋に落ちた のは、当時19歳だったアンヌ・パンジョだった。彼が1962年から1995年9月まで送り続けた1200通余の恋文書簡集『Lettres à Anne』(1280頁 / 35€ / Gallimard)が10月1 [...]
さようなら、パリスコープ。 2016-10-20 フランスの出来事 0 パリジャンの週刊プレイガイド「パリスコープ」が、51年間の歴史に終止符を打つ。昨日、最終号が発売された。 来たる一週間のおたのしみ情報がギュウギュウに詰まったパリスコープを、映画館のプログラムが更新される毎週水曜日にキオスクで買って、気になる情報にはペンで線を引き、ページの角を折 [...]
「見て、味わって、作って 愉しいのが料理」 2016-10-20 日本人シェフ 0 後藤邦之さん(40歳) 共働きの家庭に育った子供時代から料理と親しんできた後藤さんが、一番嬉しかったのは初めて「シェフ!」と呼ばれた時だったという。大分県で唯一調理科のあった高校へ進学した時には、自分が将来フランスでガストロノミーレストランのシェフになるとは予想だにせず、カヌー [...]
Le démon de midi(昼の悪魔)(5) 2016-10-20 おキミのフランス語表現 0 人生半ばの50代、事業も順調、子供も巣立ち、家では妻とテレビの前で無言で送る毎日。昼時、仕事がひと段落し、新聞でも目をとおすかと思う、そんなとき、気の許せる若いセクレタリーか、心に思っている彼女とどこかで逢い引きし、かつての青春の思いをもう一度…と思うのでは。エルベ・バザンの小説 [...]
世にもフランシュイヤールなB級ロックンロール 2016-10-19 音楽 0 文・向風三郎 昨年11月の本欄で紹介した 『フランス・シェブラン』を監修したジャン=バチスト・ギヨーのボーン・バッド・レコーズから、またまたクセものの珍盤の復刻。復刻と言ってもオリジナルを見た人はまずいないはず。1994年、ラ・ロシェルの若者が自主制作500枚限定で出した4曲入 [...]
パリにオープンするロシア教会と文化複合施設 2016-10-19 おすすめスポット 0日曜営業 アルマ橋のたもと、ケ・ブランリー通りとラップ大通りの角に、1950年代調の、いかめしいフランス気象局の建物があったことを覚えている人は少ないかもしれない。解体されて久しいが、ここ2年間、急ピッチで新しい建物の工事が進行し、夏からは金色のマカロンの形をした、大小5つの冠が太陽に照ら [...]