「フランスのイスラーム」を築くために。 2016-08-17 時事解説(小沢) 0 7月、ニース海岸でのトラック暴走テロ(85人死亡)、ノルマンディーの教会での高齢神父の斬首テロと、〈イスラム国〉のジハーディスト戦士による新たなテロの刻印を押されたフランス。これ以上フランスを、蛮行を重ねるジハード(イスラム聖戦)の標的にしておくわけにはいかず、フランスの第二の宗 [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:8月1日号 2016-08-16 シルバーラウンジ 0連載コラム E子さん(65)は、佐賀県生まれ。4人兄弟の長女。大学は国文学科卒。両親は戦後の自由恋愛、相思相愛の元教員同士。86年、E子さんは34歳で来仏し、美術学校グランド・ショミエールで学び、具象から抽象へと進む。昨年亡くなった父は、美術の道を選んだE子さんの一番の理解者だった。母親は句 [...]
9895 € 2016-08-13 数字でみるフランス 0 カナール・アンシェネ紙は7月13日号で、大統領府がオランド大統領専属の理髪師と、5年間で税込み59万3700€を支払うという契約を結んでいることを暴露。月に直すと、9895€(約115万円)! 大統領府はその事実を認めた。 [...]
“Incroyables comestibles” ビオの野菜を皆に。 2016-08-10 社会ラボ 0連載コラム 誰でも無料でビオの野菜が食べられる、と言えば、夢だといわれるかもしれない。しかし、イギリスの人口1万5千人の町、トドモーデンで2008年に始まったのが、まさにその運動 「Incredible Edible 信じられない食物」 だ。創始者のひとり、パム・ワーハーストさんは、町中 [...]
Au Déjeuneur – Chez Harry|爽やかに夏気分 チュニジアの風に吹かれて。 2016-08-09 中東・アフリカ料理 0安くてうまいパリ2区 Sentierの界隈は昔からユダヤ系の繊維業者が多いことで有名だ。近年は洒落たカフェやビストロにワインバーが後を絶たない中で、スノッブな雰囲気など微塵もない昔ながらの佇まいは、国籍を問わず誰からも愛されている。それはやはり店主のハリーさんの人柄にほかならない。 「よく来たね」と笑 [...]
真ダラをポワレし、夏野菜のカレー風味を添えてみよう。 2016-08-07 魚料理 0連載コラム#RestezChezVous 魚屋で、「dos de cabillaud」と呼ばれる真ダラの切り身を売っている。背のところだけを切り出して皮をとったもので、身が厚い。好きな量だけ買うことができるし、すぐに調理できて便利だが、切り身は、活きがいいかどうかを見分けるのが難しいので、信頼できる魚屋で買い求めたい。 [...]
警察取調べ後、青年死亡 2016-08-07 フランスの出来事 0 7/25 ヴァルドワーズ県で19日、24歳のアダマ・トラオレさんが警察の取り調べ後に死亡した。その後、トラオレさんが住んでいた町では、彼の死因は警察の不祥事だとする約5千人の住人が行進を行ったり、若者が自動車に放火するなど抗議行動が数日間続いた。21日の解剖後、トラオレさんは拘束 [...]
Festival de l’Orangerie de Sceaux 2016-08-05 音楽 0 8月13日から9月18日まで、パリ郊外にある緑の美しいソー公園のオランジュリーで、クラシックの室内楽フェスティバル。 8月13日 は、リヨン音楽院出身の若手からなるエルメス弦楽四重奏団。最近全曲録音したシューマンの弦楽四重奏曲から抒情的な1番を演奏。素晴らしい終楽章を持つハイドン [...]
幸せそうな家畜と有機栽培の菜園:パリ農場 2016-08-05 こどもとおでかけ 0こども向け 生い茂る草木、土から顔を出す野菜、平和な目をした家畜…。「ここがパリ?」と驚くが、住所上はパリ12区。ヴァンセンヌの森南方に広がる「パリ農場」だ。 農場の歴史は意外と古い。発祥は1860年に農学者ジョルジュ・ヴィルが化学肥料と土の関係について研究するために作った農場。後にパリ市の [...]
Louis Stettner “ Ici Ailleurs ” 2016-08-03 アート 0 アメリカ人写真家で、現在はフランスに住んでいるルイス・ステットナー(1922-)が自作140点をポンピドゥ・センターに寄贈したのを記念し、地下の写真展示室で個展をやっている。作者の思いや人柄が伝わってくる、珍しい写真展だ。ひとつひとつの作品に作者の言葉を添えたことの効果が大きい。 [...]