ノルマンディーの作家と食 〈7〉 2016-07-11 ノルマンディーの作家と食 他 0 師匠のフロベールから、物事をしっかりと観察して描写することの大切さを教わったモーパッサン。初めて手がけた長編小説『女の一生』(1883年)には、そうやって時間をかけたからこそ得られたであろう、美しい表現が散りばめられている。 全編を通して沈うつなストーリーを救うかのように描かれ [...]
La petite épicerie espagnole|夏だ!タパスだ!スペイン食材の小さな隠れ家。 2016-07-09 専門店 0 一見ケーキ屋さんかサロン・ド・テのような外観だが、店名のとおりここは「スペイン食材店」。小さな店内は厳選されたハム類、チーズ類、缶詰、オリーブオイル、ワインなどが整然と並んでいて、天井からは、待ってましたの生ハムが脚丸ごとの状態でぶら下がっている。とりあえず、この2つを試さずに [...]
ホピ族の神聖なオブジェ、守りたい。 2016-07-08 抵抗する人 0連載コラム 「大統領閣下、私たちはアメリカで先住民族の芸術品を所蔵し、彼らの芸術、文化と権益を守るための文化施設の責任者です」と始まる嘆願書が、昨年、オランド大統領や外相、文化相、法相らに送られた。先住民研究の権威とされる北アリゾナ博物館館長ら6人の連名の書面は、2013年からパリで、アメリ [...]
デモを全面禁止 2016-07-08 発言から知るフランス 0 「 解決の糸口が垣間見えたとたんに、ヴァルス首相はそれを断ち切る 」 6月23日テレビのインタビューに答えた、マルティネーズCGT(労働総同盟)書記長の発言。首相は独断的に、当日のデモを全面禁止するように警視庁に通達したとみられている。 [...]
1646 時間 2016-07-07 数字でみるフランス 0 Coe-Rexecode(経済観察研究センター)によると、2015年度のフランス人の年間平均労働時間(正規雇用者)は1646時間で、EU加盟28カ国の中で最低。イギリス人よりは228時間、ドイツ人よりは200時間少ない。ただし、自由業に就いているフランス人の年間平均労働時間は2 [...]
此処(ここ)にいることの刻印を。 2016-07-07 こどもとおでかけ 0こども向け VOUS ÊTES ICI 壁や屋根、道路などに巨大な写真を貼り付けるコラージュの手法で名高い仏人アーティストJR。パリではセーヌ河岸の壁面やパンテオン、国民議会、最近はルーヴルのピラミッドなどで作品を手がけた。作品制作に一般市民の参加を促すことが多い彼が、今回芸術のパートナーに [...]
ウサギのレバーを使って、自家製テリーヌに挑戦してみよう。 2016-07-05 肉料理 0 Terrine de foie de lapin パーティー用に鳥肉屋でウサギを丸ごと二つ買ったら、お店の人が「おまけです!」とウサギのレバーをたっぷり包んでくれた。この量ならテリーヌが作れそうだな、と肉屋に行き、chair à saucisseという豚のひき肉も500グラム買い [...]
Paul Klee – L’ironie à l’œuvre 2016-07-03 アート 0 クレー作品を貫いた精神は 「皮肉」だという。その夢想的な作品からは想像できないテーマで作品分析をした本展は、クレーの回顧展の中でも出色のものだ。 作品には、描かれた当時の出来事と題名の由来の説明が付いている。 [...]
『L’Effet aquatique』-「水」を介し恋愛感情が高まるアクア効果? 2016-07-03 舞台・映画 0 カンヌ映画祭の監督週間で万雷の拍手に包まれ、SACD賞(劇作家・監督・作曲家協会賞)を受賞。だが晴れ舞台に、昨年乳がんで亡くなったソルヴェイグ・アンスパック監督の姿はなかった。最後に監督が残していたのは、意外なほど軽妙洒脱なロマンティック・コメディだ。 主人公のサミールはクレーン [...]
PAL-ParisAbidjanLisbonne|ヨーロッパとアフリカの融合 鶏料理もこんなに陽気になれる。 2016-07-03 ヨーロッパ諸国料理 0安くてうまいパリ2区 Parisにいながらにして、コートジボワール風(Abidjan)の付け合わせとともに、ポルトガル式(Lisbonne)にローストした鶏肉を味わう。そんな楽しそうな店名の由来を聞けば試さずにはいられない。グルメなお店が軒を並べるモントルグイユ通りと交差するTiquetonne通り。 [...]