Nuit debout(立ち上がりの夜) 2016-04-21 時事解説(小沢) 0 3月に全国で「労働法改正案撤回」のデモが何度もくり返され、3月31日の全国デモを引き継ぐ集会かと思いきや、昨年の多発テロの思い出が集中するレピュブリック広場で「ニュイ・ドゥブー」集会が4月9日から毎晩続いている。仕掛人は、15人ほどの左翼活動家や経済研究家、NGOボランティアたち [...]
タイのおろし身のポワレ、エシャロット風味バターソース添え。 2016-04-20 魚料理 0連載コラム#RestezChezVous Filets de daurade poêlés Daurade royaleと呼ばれるタイは、養殖ものなら12ユーロ前後と手頃。魚屋にウロコをとって皮ごと三枚におろしてもらうのだが、頭と骨も忘れずに持ち帰る。 まずソース用にフュメ・ド・ポワソンを作る。タイの頭と骨の血や汚れを [...]
料理で変化球を投げる難しさ。 2016-04-20 日本人シェフ 0 沖山克昭さん(40歳) 「話すことなんてない」という沖山さんの話術に酔わされて、気づいたら3時間が経っていた。東京から、沖山さん曰く「ブラック」な時代も含めフランスのあちこちで修行して約4年前に自分の店を開くまでの20年と少しの間には山あり谷あり、いろいろなことがぎっしり詰まって [...]
French paradox Canard & Champagne|シンプルを極め、おいしさを追究する新しいカタチのレストラン。 2016-04-19 フランス料理 0パリ2区 Passage 53やGyoza Barで知られているパッサージュ・パノラマに新しいレストランが加わった。店名が示す通り、鴨とシャンパンに重きをおいたレストランで、鴨料理は潔く、フォアグラと胸肉のグリル、コンフィのみ。 シャンパンはあまり知られていない小規模生産者のものが気軽に [...]
自転車とローラーとヌーヴェル・ヴァーグが好き。 2016-04-19 音楽 0 「私が3歳の時に、あの車が発売されたのよ」と、オリジナルは私なのにと言いたげな顔。でもそれは他ならない自分の名前だし、そう呼ばれたい名前だから。クリオ・トゥルヌー(本名)はステージネームを「クリオ」としてデビューした。生まれも育ちもフランスの極東、フランシュ・コンテ地方の主邑(し [...]
ポンタヴェン派の美術館へ。 2016-04-19 パリから行ける街 0散策 ブルターニュの端にあるポンタヴェンは、風景の美しさと民俗衣装の残る土地柄で、19世紀末から20紀初めにかけて多くのアーティストを惹きつけた港町だ。一番のみどころは、1985年に開館したポンタヴェン美術館。手狭になったので3年かけて増築・改装し、3月26日に新装オープンした。旧美 [...]
BRMの高級スポーツウォッチ 2016-04-19 MADE IN FRANCE 0連載コラム スポーツウォッチといってもシャープでスタイリッシュなものが最近は人気があるようだが、いかつい感じでいかにも、というのがBRM(Bernard Richards Manufacture)の機械式高級スポーツウォッチだ。 高級腕時計といえばまずスイスのメーカーが頭に浮かぶが、以前はフ [...]
ナイーブ・アートの魅力? 『Le fils de Joseph / ジョゼフの息子』。 2016-04-19 舞台・映画 0 母のマリー(ナターシャ・レニエ)と二人暮らしの高校生、ヴァンサン(新人、ヴィクトール・エザンフィス)は内向的で、同級生たちからは変わり者と目されている。彼の最大の関心事は見知らぬ父のことだ。母は「あなたに父親はいない」と言いつづけ、決して父のことを明かさない。母の目を盗んで父なる [...]
CD : Lou Reed “Berlin” 2016-04-17 音楽 0 ロック界の孤高の名盤だけれど、その底知れない暗さのせいかラジオにも流れないので、知らない人が多い。娼婦キャロラインとジムの出会いから、彼女の自殺までを追ったコンセプトアルバムで、リードが見据える人間世界の暗部が、心をえぐる詩と歌で表現されている。「でも、彼女は死なんてこわがってな [...]
EXPO : The Velvet underground 2016-04-17 音楽 0 50年前の1967年に、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド (以下VU)のファーストアルバムが出た。有名なジャケットはアンディ・ウォーホルの手になる黄色のバナナ。1964年、ルー・リードとジョン・ケイルはNYで出会い、意気投合してバンドを結成。ウォーホルは、VUの演奏にほれ込み、 [...]