ヒリヒリと痛い青春物語。 “La Ballade de l’impossible” 2011-05-02 舞台・映画 0 村上春樹『ノルウェイの森 』をトラン・アン・ユンが映画化して話題を呼んだ『La Ballade de l’impossible』(仏題)がいよいよ公開になる。原作ものの映画は原作との比較で語られがちだ。各自が原作に対してもつイメージや思い入れと映画になった時の落差は [...]
Vaudou 2011-05-02 展覧会 0 元々はダホメ王国(現ベナン)の民間信仰だったブードゥー教は、奴隷貿易でカリブ海へ連れ去られた人々によってハイチで発展、キューバやブラジルにまで広がった。魔除け、呪術人形などのオブジェを展示。9/25迄(月休)。 [...]
ジュリエットの最新作 2011-05-02 シャンソン 0 最新作『No Parano』 ★★★★ Juliette ジュリエットの最新作『No Parano』が大評判だ。優れた作曲家でもある彼女が、タンゴなど様々な音楽を取り入れた普段よりもラテン色の濃いアルバムに仕上げられ、入念に練り上げたテキストを歌う彼女のすべてが凝縮された心憎い [...]
Kalyani|インド料理に南国の要素が加わったスリランカの味。 2011-05-02 アジア料理 0パリ18区安くてうまい日曜営業 サンドニ門やラ・シャペル界隈がインド、パキスタン料理なら、お隣のスリランカは18区マルカデ街に集中する。この店、以前は Milani Café という名で愛されていたが、最近オーナーが変わり Kalyani に改名した。 ウィンドーに並んだ揚げ物が美味しそうでパコラそっくりの B [...]
ゾラの胃袋5 2011-05-02 ノルマンディーの作家と食 他 0 ゾラの『パリの胃袋』には、中央市場で活躍する女たちが何人も登場する。その中で、きっとゾラが一番楽しく書いたのではと思わせるのが、果物売りのラ・サリエット。まだ子供のような若々しい彼女を、ゾラはまるでひとつの新鮮な果物をスケッチするように描いている。「軽くカールした髪がブドウの枝 [...]
チーズとワインの相性③ 2011-05-02 知っておきたいワインの知識 0 最近チーズを白ワインでという人が増えているが、非加熱圧搾タイプのセミハードなチーズも、軽い赤でも、フルーティな白でもというものが多い。 モルビエには、同じジュラ産のアルボワの白か赤、あるいはボージョレの赤。サヴォワ産のルブロションには、同地方のセイセル [...]
レモンのタルトはさわやかなおいしさ。 2011-05-02 デザート 0 レモンのタルトは、10年ほど前にこの欄で紹介したが、今回は市販の折り込みパイ生地pâte feuilletéeのかわりに自家製のパット・ブリゼpâte briséeという生地を使い、それも一度空焼きするという面倒を省いて、生地 [...]
いとしのエリー 2011-05-02 Quartier-Balade:街・散策 0 今回訪れたのはポルト・ド・ヴァンヴとポルト・ド・ヴェルサイユの中間辺り。ルフェーヴル大通りにはすっかり定着した新トラムT3が行き交う。大通りの北側はのんびりと落ち着いたアパルトマンが並ぶ住宅地、南側には年間を通して沢山の展示会が行われる会場や、気のきいた掘り出し物が多いことで知 [...]
集団芸術の楽しみに酔う「Usine de films amateurs (アマチュア映画工場)」 2011-05-02 舞台・映画 0 「このタイトルがいい人、手を挙げて!」 フランス人という呪縛(じゅばく)を感じさせずに、映画の国をいとも軽やかに闊歩(かっぽ)するミシェル・ゴンドリー監督。彼の指揮のもと今年3月末までポンピドゥー・センターで開催していた企画は画期的。素人15人が3時間で一本の短編作りに挑戦する [...]
絵画作品に見るフランス庭園史 2011-05-02 イベント・文化情報 0 イギリス庭園が生まれた1720年代、フランスの啓蒙の世紀から仏革命まで、思想家ジャン=ジャック・ルソーらにみられるロマン主義的瞑想のメランコリーを誘う庭園(エルムノンヴィル他)が造られた。ナポレオン帝政期に皇后ジョゼフィーヌがアフリカやオーストラリアから熱帯植物やバラを輸入。1 [...]