
フィリップ・グラス弾きとして有名なニコラ・オルヴァートが、パリでグラスと久石譲の作品を演奏するリサイタル。
オヴニーで以前、フィリップ・グラスのピアノ曲すべてを夜通し(12時間かけて)、作曲された年代順に演奏するというコンサートを紹介した。パリ市が開催する夜通しの文化イベント「ニュイ・ブランシュ」の一環で行われた、ニコラ・オルヴァート(日本では一部ニコラス・ホルヴァートとも表記)によるフィルハーモニー・ド・パリでの演奏会だった。
オルヴァートは、エリック・サティの「ヴェクサシオン」の演奏でも注目されたが、大河コンサートが好きだ。「ヴェクサシオン」は、同じ1分ほどの短い曲を840回繰り返すもので、数人から10人がかりで演奏されることもあるが、彼は24時間一人で〈完奏〉したりする。
フィリップ・グラスとは縁が深く、グラスが1991年から2012年にかけて作曲した「The Complete Piano Etudes」をニューヨークのカーネギーホールで彼が世界初演したり、2019年にはフィルハーモニー・ド・パリの舞台でグラス自身が共演者を選ぶ「フィリップ・グラス&ヒズ・フレンズ」コンサートで演奏。
そのオルヴァートが、パリでグラスと久石譲を演奏する。
2月20日(日)
コンサート⓵
14h45〜:久石譲、ジブリ映画の音楽
「風の谷のナウシカ」、「天空の城ラピュタ」、「となりのトトロ」、「魔女の宅急便」、「紅の豚」、「もののけ姫」、「千と千尋の神隠し」、「ハウルの動く城」、「崖の上のポニョ」、「風立ちぬ」、「かぐや姫の物語」。
コンサート⓶
17h45〜 : フィリップ・グラス クラシックと映画音楽
ピアノ習作、組曲「オルフェ」ピアノ編、「コヤニスカッツィ/平衡を失った世界」「キャンディマン」「ミシマ : 4章からなる伝記」、「めぐりあう時間たち」「トゥルーマン・ショー」「オリンピアン – ライトニング・オフ・ザ・トーチ」「アニマ・ムンディ」「時間の短い歴史」「モンスター・オブ・グレース」「フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白」「あるスキャンダルについての覚え書き」「サウンド・オブ・サイレンス」。
2月27日(日)
コンサート⓷
14h45〜(演目はコンサート2に同じで、P グラス)
コンサート⓸
17h45〜(演目はコンサート1に同じで、久石譲)


公式サイト : www.nicolashorvath.com/

Salle Colonne
Adresse : 94 Bd Auguste Blanqui, 75013 Paris, 75013 Paris , FranceTEL : 01 43 37 36 35
アクセス : Glacière
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