Tag : ジョルジュ・サンド

ジョルジュ・サンドの食卓から12

 サンドは、芸術仲間たちを生まれ故郷であるノアンに招き、手厚くもてなした。そこで供されるのは、新鮮な果物やチーズ、おなかがいっぱいになるジャガイモや米の料理、ジビエ、そして、イギリスやイタリア、スペイン、ロシア料理など、 […]

ジョルジュ・サンドの食卓から 11

 旅をこよなく愛したジョルジュ・サンドには、その思い出から生まれた小説も多い。1833年12月、サンドは新しい恋人である詩人のアルフレッド・ド・ミュッセとイタリアに出かける。そして、この年の暮れから翌年8月までの間を水の […]

ジョルジュ・サンドの食卓から 10

 『ナノン』(1871年)は、サンドが67歳の時に書いた小説。主人公は、農村でつつましい暮らしを送る12歳の孤児ナノン。この少女が成長していく過程を通して、フランス革命期の田園風景を浮かび上がらせている。当時の […]

ジョルジュ・サンドの食卓から  9

 『笛師の群れ』(1853年)は、サンドが得意とする田園小説のひとつ。18世紀後半のフランス中部の美しく厳しい自然を背景に、子供たちが成長して恋を育んでいく様子が鮮やかに描かれる(そのうちの一人はサンドの恋人だ […]

ジョルジュ・サンドの食卓から 8

 理想主義者と言われたサンドの代表作のひとつである『魔の沼』(1846年)。冒頭では死神にとりつかれた農民をテーマにしたホルバインの版画にふれられているが、本編ではフランス中部の牧歌的な農村が再現されている。光に満ちた美 […]

ジョルジュ・サンドの食卓から 7

 『魔の沼』(1846年)は、サンドが42歳の時に書いた作品。「田園小説四部作」の1作目であり、広くフランス人にも愛されている。舞台は例によってサンドが子供のころから慣れ親しんでいる、自然豊かなフランス中部のベ […]

ジョルジュ・サンドの食卓から 6

 エミールとジルベルトの恋物語が軸になっている『アントワーヌ氏の罪』(1845年)の舞台は、ガルギレスというベリー地方(現サントル地方)の小さな村。この村に家を持っていたサンドと、そのパートナーで版画家のマンソーは、この […]

ジョルジュ・サンドの食卓から 5

 『アントワーヌ氏の罪』(1845年)では、身分の違うふたりの恋愛が語られている。サンドの小説お馴染みといえるテーマだ。主人公は、資本主義の実業家を父に持つエミール・カルドネと、貴族でありながら貧しい暮らしを送 […]

ジョルジュ・サンドの食卓から 4

 サンドは、1848年の2月革命の立役者であった政治家ルイ・ブランや思想家ピエール・ルルーと深い親交を結んでいた。社会主義小説と呼ばれる『アンジボーの粉挽き』(1845年)に出てくるのは、身分の違う二組のカップル。彼らが […]

ジョルジュ・サンドの食卓から 3

 サンドの初期の名作『モープラ』(1837年)の舞台は、18世紀のフランス革命前夜。全編を通してこの時代の思想家ルソーの哲学が流れている。サンドは、祖父母の影響もあって子供の頃からルソーの熱心な読者であり、ルソーの「精神 […]

ジョルジュ・サンドの食卓から 2

 ジョルジュ・サンドは約45年にわたる作家生活の中、100作に及ぶ作品を残している。その初期、「感傷的ロマン主義」といわれる時代を代表するのが『モープラ』(1837年)だ。野蛮な盗賊モープラ一家に生まれた少年の成長を追う […]

ジョルジュ・サンドの食卓から 1

 フランスの19世紀文学を代表する作家のひとりに、ジョルジュ・サンドがいる。生涯を通して精力的に執筆活動を続け、実に100作におよぶ小説や戯曲を残した。豊かなイマジネーションで彩られたそれらの作品は新聞で連載され、当時の […]