Tag : 表紙

ちいさな物語。

冬空に凍えながら歩く人々を、黙って上から見守る街路樹は、いくつの人生を眺めてきたのだろう。そんな木々がオレンジ色の切り株に姿を変え、人生の小さな物語を無料で配る機械になっていた。 パリ市内に5つある物語マシーン。1分、3 […]

小さなパリジャン、スケート初体験。

冬のパリの風物詩として近年注目されているのが、期間限定でオープンするスケートリンク。 ノエルの飾りつけが町を照らし、ショーウインドーの前に人だかりがするようになる頃、その白いリンクは現われる。グランパレの内部や、エッフェ […]

小さい秋、みつけた。

パリには、約100の共同菜園がある。その多くは非営利団体のアソシエーションが運営しており、さまざまな年齢や国籍の人が和気あいあいと野菜や花を育てている。リタイアしたおばあちゃん、エコロジー志向の若いカップル、小さい子ども […]

マレ地区の静かな小道に

秋の涼しい風を頬に受けながらマレ地区の静かな小道を歩いていると、「Empreintes」と記された建物の前に出た。ピカルディ通り5番地、どこか控えめな入口に誘われて奥へ進むと、そこにはきめの細かい肌のような繊細な空間が広 […]

新学期のお買物。

フランス全国の小中学生1100万人以上が新学期を迎えた。子どものいる家庭にとっては学用品購入の季節でもある。ノートやペン、宿題をメモする手帳、計算機、運動靴、カルターブル(通学用かばん)…。 「自由の国」の看板を掲げるフ […]

パリの、 バカンス。

作曲家でコントラバス奏者、そしてデッサン画家でもあるマーク・マーダーさん(60)。庭づくりのことは何も知らなかったけれど、15年前にテラスと庭付きの13区のアパルトマンに引っ越してきてから、その面白さにすっかりとりこにな […]

日仏クラゲ協定。

 エッフェル塔を望むトロカデロ公園。セルフィー撮影に夢中な観光客の足の下には、1万匹の魚が泳ぐ。「シネアクア」は、1878年のパリ万国博覧会に合わせ開館された水族館が母体。現在は映画も見られるユニークな老舗水族館として、 […]

生命の季節。

アルプスの山間の小さな町ポンシャラは、花と出産の季節を迎えています。りんご、梨、リラなどの花々がいっせいに咲き、町はいい香りでいっぱい。少し山へ入ると、ラムソン(ail d’ours)の真っ白な花が広がり、食欲をそそるニ […]

桜が、咲いた。

啓蒙と革命の時代をくぐり抜け、約400年にわたってパリジャンの憩いの場となってきた5区のパリ植物園。ここで毎春、一本の日本の桜が来園者の目を喜ばせている。 フランスでよく見かけるピンクではなく、まっ白い花びらをつける八重 […]

「忘れないで。」ヴェルダンの戦いから100年。

今から100年前の2月21日、朝7時15分。ドイツ軍の猛烈な砲撃で 「ヴェルダンの戦い」が始まった。午後4時までに100万発の砲弾が放たれた。第一次世界大戦の最中300日間続いたこの戦いだけで、独仏あわせ約70万人が死亡 […]

本屋さんに行こう。

本屋さんが元気だ。それも、活気づいているのは大規模な書店ではなく、町なかの小・中規模の本屋さんだという。2015年、フランスでは書店での売上げが2.5%増えた。5年来のことだ。  家賃の高騰などで書店が減るようになって久 […]

2016年、こんな年にしたい。

  平和、安全、寛容。新しい年への希望を尋ねると、これらの言葉が真っ先に出てきた。オブニーはこの新年号にあたり、街へくり出し、パリジャンに2016年の抱負を聞いてみた。世界への期待、自分のプロジェクト、心持ちな […]