Oumou Sangaré “Mogoya”
ビロードのようなアルトの歌声

1968年マリの首都バマコで生まれたウム・サンガレは、今ではマリにとどまらずアフリカを代表する大歌手だ。World Circuit Recordsと契約後、1993年にリリースされた”Ko Sira”で世界的に注目された。「女性コーラスからサンガレの声が立ち昇る瞬間の幸福感! 歌い切っていながらどこまでも滑らかなアルトが心にしみいる」(オヴニー378号)。2009年に出た”Seya”も傑作だ。ンゴニやバラフォンといった伝統楽器を中心とした編曲で、心までマッサージされるようなダンス曲に人気が集中した。「ビロードのような響きを持った声は、これまで以上に中音域から低音域にかけて深みを増し、そのメッセージはますます力強い」(659号)。

そしてこのニューアルバム。編曲がかなり派手になっているが、サンガレの本質は変わっていない。話題はアフロビートの祖、トニー・アレンが参加していることだ。『Yere Faga』という曲で彼との楽しい掛け合いが聴かれる。今月末のパリ公演*は聴き逃せない。早めに予約を。(真)
No Format社。16€前後。

*6月27日20h30。27€。


La Maroquinerie

Adresse : 23 rue Boyer, 75020 Paris
アクセス : M°Ménilmontant
URL : www.lamaroquinerie.fr