パリのコロンヌ管弦楽団による、日曜朝のConcert-éveil。

Concert-éveil de l’Orchestre Colonne

壇上のスクリーンで、楽器や演奏する手元もよく見える。

 フランスで最も古いオーケストラのひとつ、1873年に創設されたパリのコロンヌ管弦楽団。第2次世界大戦後に Concert éducatif(子どもの音楽教育を目的とするクラシック音楽のコンサート)をスタートし、現在はConcert-éveil と名を変えたものの、70年以上ずっと変わらず、日曜日の朝に子どもたちのための演奏を続けている。すでに親子でコンサートへ通って3代目、というパリジャンもいる人気ぶりだ。

子どもだけでなく大人も思わず聴き入ってしまいます。

  「さまざまな楽器と出会い、作曲家に親しみ、オーケストラのシンフォニーを感じて欲しい」とは、コロンヌ管弦楽団の音楽監督で、子どもコンサートの演目も決定するロラン・プティジラール氏。「子どもたちは未来への希望です。音楽への興味とやる気を引き出し、難し過ぎず、楽しいコンサートでなければ」という言葉通り、いくつかの曲の一節と解説から成り立つ約1時間のコンサートは、毎回それぞれの指揮者の個性が光る、飽きさせない工夫が凝らされている。子どもを壇上に呼んで指揮者体験をさせたり、突然アカペラの歌を披露したり(これには観客はもちろん奏者も驚いたようで、ステージからも拍手喝采!)……。「でも、実は大人だけで聴きに来る人も多いんですよ。クラシック入門にはぴったりですからね」。

 昨年からコンサート会場となっているのは、コロンヌ管弦楽団と同世代の歴史的建造物 Salle Wagram。シャンデリアと金縁の円柱が豪華な空間だが、奏者と観客の距離が近く、コンサートの前後には楽器を間近で見ようと子どもたちが駆け寄っていく、アットホームな雰囲気だ。さあ、月に一度、日曜日も早起きしてみませんか?(裕)

同管弦楽団の定期演奏会と同じクラシックの名曲から 音楽劇まで、演目は月替わり。

 

Concert-éveil de l’Orchestre Colonne

対象年齢:4、5歳~。
月1回、日曜10hと11h30からの2回。
場所:Salle Wagram
39 avenue Wagram 17e
次回は10月8日 「Paganini/Brahms」予定
2017-18年度の全スケジュールとチケット購入はHPへ
料金:12€ (子ども・大人共通)
www.orchestrecolonne.fr