CD : Heroines of Love and Loss

ヨーナス・ノルドベリがジョヴァンニ・カプスベルガーのトッカータをテオルボで弾き始めると時が歩みを止め、ルビー・ヒューズがヘンリー・パーセル作の曲を歌い出す。「おお、私を連れていっておくれ、安らかな闇へと…」。バルバラ・ストロッツィ、クラウディオ・セッサなどバロック初期の作曲家による女たちの恋の苦しみ、そして死をあつかった歌。ルビーの澄んだソプラノが、嘆きの動きを敏感にとらえていく。涙涙。歌の合い間にヴィヴァルディのチェロソナタが挟まれるのだが、ミメ・ヤマヒロ=ブリンクマンが素晴らしい。(真) Bis/20€前後。