■■ BLOG : 小沢君江通信 > フランス語の表現

A la queue leu leu(縦1列に並んで)39

〈leu〉はラテン語の〈lupus〉から来ており、11世紀に〈loup〉(オオカミ)となる。オオカミは移動するとき、「金魚の糞」のように1 匹の尾のうしろに次のオオカミがついて移動するので、〈A la queue leu […]

Larmes de crocodile(そら涙)38

〈Larmes de crocodile〉の語源は16世紀のギリシャ語とラテン語から来ており、古代エジプトのナイル河でワニが苦しそうな呻き声を放ち、それを哀れに思い近づいた人をガボっと呑み込んでしまったという伝説から、〈 […]

Apporter de l’eau au moulin de quelqu’un(敵に塩を送る)37

戦国時代に武田信玄が塩不足で困窮していたとき、敵である上杉謙信が武田信玄に塩を送って助けたという故事があるように、〈Apporter de l’eau au moulin de quelqu’un […]

Donner carte blanche(白紙委任する)36

〈Carte〉の語源はラテン語の〈charta〉から来ており、文献によると1541 年、ある枢機卿の任務を記した紙が白紙〈carte blanche〉だったので「すべて自分の意志に任された」ととったという。17世紀には〈 […]

Faire l’autruche(頭隠して尻隠さず)35

日本ではキジが草むらの中に頭を突っ込んで身を隠したつもりでいることを表すことわざ「頭隠して尻隠さず」があるように、フランス語でもダチョウが危険を前にし、砂の中に頭を隠すように、問題を直視しないことを〈faire l […]

C’est coton(厄介な)34

19世紀の綿織物は入念な注意と忍耐を必要とした。〈filer du mauvais coton 〉や〈filer un vilain coton〉(悪質な綿糸を紡ぐ)は、「状況が悪化する」や「悪い結果になる」ことを意味す […]

Bon comme la romaine(誰にも好まれる)33

元々は15世紀にアヴィニョンに教皇庁がローマから移されたとき、教皇がイタリアからレタスを導入し、ローマから来たレタスがあまりにも美味しかったのか、〈Vous êtes très bon〉(すごく優しい)という代りに〈Vo […]

Être chocolat(一杯食わされる)32

「ショコラ」といえば、19世紀末、ベルエポック時代に元奴隷だったキューバ出身のラファエル・バディーヤが黒人だったので芸名ショコラで親しまれ、白人道化師フティットとコンビで一躍ヒットした。それを映画化した『ショコラ〜君がい […]

Toucher sa bille (有能、精通している)31

〈Toucher sa bille 〉とは、ビリヤードで相手の珠に命中させることから、様々な特技に秀でていることを意味する。20世紀半ばからの表現で〈Il touche sa bille en mécanique〉 なら […]

Les Quatre cents coups(悪戯をする=『大人は判ってくれない』)30

〈Les Quatre cents coups〉といえばトリュフォーの名作『大人は判ってくれない』を思い出す(傑作な邦題だ)。その由来は、1621年、仏西南部のモントーバン市のプロテスタント系住民を弾圧するために20歳そ […]

J’ai le cafard(気がめいる)29

地球上で最も嫌われるゴキブリは、日本語では「御器かぶり」が転化し「蜚蠊」という恐れ多い漢字名を持つ。フランスには1512年頃アラビア語の〈kâfir〉(不信仰者)から来ているそう。動詞〈cafarder〉は「明るみを嫌い […]

Mettre les pieds dans le plat(失言する、へまをする)28

この場合の〈plat〉 は料理の皿ではなく、川の「浅瀬」などで流れのない場所の意。〈Mettre les pieds dans le plat〉は、そんなところに足を突っ込んで澄んでいる水を濁らせることで、「ぶしつけに微 […]