■■ BLOG : 小沢君江通信 > フランス語の表現

Boucler la boucle(新規まき直し)77

〈boucler〉は「(バックやバックル)を締める」で〈boucle〉は「バックル、輪」のこと。〈Boucler la boucle〉は「一周の出発点に戻る」ことで、「新規にやり直す」こと。日本語でいう「新規蒔き直し」は […]

Donner sa langue au chat(さじを投げる)76

17世紀の作家セヴィニエ夫人の時代は「さじを投げる」ことを〈Jeter sa langue au chien〉(犬に舌を投げる) といったのだが、どうして犬ではなくネコになったのかというと、ジョルジュ・サンドが〈Mett […]

Ne pas avoir sa langue dans sa poche(口下手でない、おしゃべりな人)75

この表現は19世紀初め頃から使われている。「ポッケに舌を仕舞い込んだように話さないのではなく」、どんなことにでも口をはさみ、口達者、むしろおしゃべりしすぎる人のこと。〈Il n’a pas sa langue […]

L’argent n’a pas d’odeur(金は無臭)74

小説や映画に出てきそうな文句だが、パリの公衆トイレの歴史から入っていくほかない。今はモダンなデザインの無料トイレが広場にあるけれど、その前のカタツムリ型の男性対象のヴェスパジエンヌは2010年10月まで存在していた。紀元 […]

Casser sa pipe(死ぬ)73

この表現の由来は17世紀にのぼり、ナポレオン戦争中に負傷兵を手術しようにも麻酔もできず、軍医は負傷兵に素焼のパイプをくわえさせたが、あまりの痛さでパイプが落ち破損したという逸話から来ているという。

Avoir le ballon(俗語:妊娠している)72

〈フランス語の表現〉は俗語・通俗的表現を紹介している。〈ballon〉には「ボール、バルーングラス、刑務所」など色々な意味があり、カフェで〈un ballon de rouge〉といえば、「赤ワイン一杯」、〈Aller […]

Avoir les pieds en compote(足が痛い)71

中世時代から伝わるcompote(コンポート:果物のシロップ煮)は、ぐちゃぐちゃに煮られるので、〈Avoir les pieds/jambes en compote〉「足、脚が痛い」、〈Avoir le visage e […]

Avoir un chat dans la gorge(のどが詰まる)70

のどにネコが入り込んで、自分の毛が絡まりじたばたしているシーンを思えばいい。粘液状の凝固した牛乳の塊がのどに詰まったときのように、はっきり声が出ない状態をいう。でもどうしてネコなのかというと、屑糸や凝乳を〈maton〉と […]

Mettre la main à la pâte (手助する)69

〈Mettre la main à la pâte〉は、13世紀頃から使われており、パン生地を手でこねるパン職人と同様に「パン生地に手をつける」ことは、手助すること以上に困難なことに介入し、率先して何かに参加し協力するこ […]

Se moquer de … comme de sa première chemise(…を無視する、バカにする)68

この表現は16世紀頃から使われ始めたと言われ、〈première chemise〉は現代のシャツのことではなく、乳児がおむつや産着から初めて服らしい服〈chemise〉に着替えさせられた。誰にも思い出せない「最初の服」の […]

Couper les deux bouts de l’omelette(両端を切って丸くする)67

「オムレツの両端を切断する」とは、ジュペ=ボルドー市長がマクロン大統領の当選時に言った表現。両端とは極右ルペン派と、極左〈服従しないフランス〉のメランション派のことで、保革共存を目指すマクロン派の「共和国前進」与党を築く […]

Retourner sa veste (鞍替えする)66

〈retourner sa veste〉は、誰かを裏切って「鞍替えする」こと。〈opportuniste〉「日和見主義者」のことで、しょっちゅう意見を変える人は〈IIl tourner comme une girouet […]