■■ BLOG : 小沢君江通信 > フランス語の表現

Avoir une araignée au plafond(どこか普通でない)60

この表現は19世紀半ば、パリの売春婦などが使い始めたと言われている。たぶん客とベッドの上で仰向けになって天井を見る機会か多かったのだろう。クモは、誰も気がつかない天井のすみなどに巣を張りがちだが別に害を及ぼさない。〈Av […]

Mettre de l’eau dans son vin(水で割る:怒りをなだめる)59

〈Couper le/son vin〉(ワインを水で割る)という表現は16世紀からあり、水で割ってアルコール度を軽くするという意味。〈Mettre de l’eau dans son vin〉(ワインを水で薄 […]

Faire un clin d’œil(色目を使う、目配せする)58

大統領決選前の5月1日、極右FN候補マリーヌ・ルペンが大集会の演説で、第1回投票で落ちた共和党候補フィヨンが3週間前にした演説(あるジャーナリストの著書から取っている文章)の一字一句をそのまま拝借したことをメディアが報道 […]

Parler français comme une vache espagnole(ヘタなフランス語を話す)57

牛 〈vache〉は天気が良くても悪くて大きな目を空に向けて「モー!」。〈Parler français comme une vache espagnole〉(スペインの牛のようにフランス語を話す)という表現の由来は16 […]

Dorer la pilule(甘言で丸め込む)56

17世紀の薬はあまりにも苦かったので薬剤師は〈Dorer la pilule〉「砂糖やミツでおおって」ごまかしていたものだ。〈Dorer la pilule〉「甘言で丸め込む」は、人がいやがることを手八丁口八丁の手くだを […]

Filer à l’anglaise(こっそり立ち去る)55

16世紀に債権者のことを〈les Anglais〉(英国人)といって皮肉っていた 。誰かに借金したまま返済してなかったりすると、取り立て人が来る前に「こそこそ逃げる」ことを〈Filer à l’anglais […]

Fumer comme un pompier(ヘビースモーカー)54

昔の消防士の制服はコットンとウールでできていたので、服を水で濡らせてから炎に向かって行った。すると炎の熱で水が蒸発し、湯気がもうもうと立ちのぼる。〈Fumer comme un pompier〉(消防士のようにけむる)は […]

Refiler la patate chaude(やっかいものを押し付ける)53

この表現は19世紀にアメリカから来たという英語の〈hot patato〉から来ている。焼き上がるかゆでたジャガイモのようにアツアツのサツマイモ(patate chaude)を手で持っているのはつらい。そこで誰かに押しつけ […]

Avoir la puce à l’oreille(疑う)52

13世紀から16 世紀頃まで〈Avoir la puce à l’oreille〉(耳の中にノミがいる)は、「誰かを心に思っている」の意味だったが、17世紀からは「何かに心配する」の意味となり、現代は「何かを […]

Avoir des fourmis dans les pieds(足がしびれる)51

〈fourmi / fourmillière〉はアリ / アリ塚のこと。19世紀半ばから使われ始めた〈Avoir des fourmis dans les pieds / jambes〉は、じっと座っていたりすると足や脚 […]

Manger sur le pouce(急いで食べる)50

19世紀に産業が盛んになり、労働者たちはテーブルについて食べるひまもなく、ナイフもフォークもなく立ち食いし、パンをもぎってハムなどは親指でつまんで食べていたことから、〈Manger sur le pouce〉(親指で押し […]

Rouler dans la farine(手玉にとる)49

〈Je le roule dans la farine〉(彼を粉でまぶす)とは「彼を手玉にとり、自由にあやつる」こと。〈Les gens de même farine〉は、一見すると似ているが同類の仲間であることで「おな […]