映画

ポーランド人巨匠の、21世紀の死生観。

『11 minutes』 『11 minutes 』は、ある夏の日のワルシャワで、17時から11分の間に起きた話である。ただここでは、複数の人間の11分が交錯する…女優とその夫、彼女をホテルの一室で面接する映画監督…ドラ […]

第70回カンヌ映画祭ラインナップ、きょう発表に。

第70回カンヌ映画祭記者会見報告  記者会見場であるシャンゼリゼ大通りの映画館UGCノルマンディーに入ると、目に飛び込んできたのは真っ赤な公式ポスター。1959年に撮影された女優クラウディア・カルディナーレの躍動感溢れる […]

観客の心にまっすぐ飛び込む歌声 『 FÉLICITÉ 』

先のベルリン映画祭で、コンペティション部門唯一のアフリカ映画にして、次席に当たる審査員グランプリ受賞作。セネガル人の父、フランス人の母を持つアラン・ゴミス監督が撮影の地に選んだのは、大統領選に絡み混乱が続くコンゴ民主共和 […]

『Sage Femme』大女優ふたりが対照的な女性を演じる。

 クレールは助産婦という仕事に身を捧げる超まじめ人間。ある日、ベアトリスという女性から「アントワーヌ・ブルトンを探している」という連絡が入る。その人物はクレールの亡父、ベアトリスは彼の愛人だった。彼女が彼を捨てて行方をく […]

フランスSlam界スターの自伝的映画、『患者たち』。

Patients  ポエトリー・リーディングのアーティストとして活動しているGrand Corps Maladeによる自伝的小説『Patients / 患者たち』が、同じSeine-Saint-Denis県出身の映画監督 […]

『ダゲレオタイプの女』〜亡き人の想いを封じ込める〜

Le Secret de la chambre noire 『ダゲレオタイプの女』 枯れた風情のパリ近郊。撮影アシスタントの面接に臨むジャン(タハール・ラヒム)は、謎めく邸宅に吸い込まれてゆく。待ち受けるのは写真家のステ […]

『Merci Patron! 』セザール受賞。

  2016年2月の封切りから口コミで上映館数を徐々に増やし、最終的に観客50万人を動員して話題となったドキュメンタリー映画「Merci Patron!」が、フランスの最も権威ある映画賞・セザールのドキュメンタリー賞を受 […]

超難関・フランス名門映画学校の入学試験を追う。

『Le Concours』 卒業すれば、ほぼ全員が映画業界で職を得られる名門FEMIS。昨年は1048人が受験し、合格者67人、倍率は15倍超。監督コースに限ればさらに倍率は高い。本作はそんな国立映画学校の入学試験を追っ […]

『 Moonlight』

映画界は賞レースの季節。米映画アカデミー賞(オスカー)8部門にノミネートされているバリー・ジェンキンス監督の『Moonlight』は、アカデミー前哨戦と言われる(ハリウッド外国人映画記者協会が選ぶ)ゴールデングローブ賞の […]

『ヒロシマ・モナムール』エマニュエル・リヴァ逝去

 1月27日、女優のエマニュエル・リヴァが癌のためパリで逝去した。89歳だった。    4年間の闘病生活を周囲にほとんど知らせぬまま、昨年の夏までアイスランドでスリラー映画『Alma』の撮影に参加。来る3月にはドミニク・ […]

もう誰も「セレブの余興」とは思わない

『Nocturnal Animals』 あの、トム・フォード?そう、あの、トム・フォード。ファッション業界に疎くとも、誰もがどこかで耳にしたことのある名前だろう。2009年に現役デザイナーながら監督業に乗り出し、『シング […]

『淵に立つ』(仏題 HARMONIUM) 深田晃司監督インタビュー

孤独は関係性の先にある。  町工場を営む夫婦の利雄(古館寛治)と章江(筒井真理子)、小学生の娘が暮らす平凡な一家。そこに利雄の知り合いで、刑期を終え出所したばかりのワケあり男・八坂(浅野忠信)が、彼らの生活に入り込む。闖 […]