映画

超難関・フランス名門映画学校の入学試験を追う。

『Le Concours』 卒業すれば、ほぼ全員が映画業界で職を得られる名門FEMIS。昨年は1048人が受験し、合格者67人、倍率は15倍超。監督コースに限ればさらに倍率は高い。本作はそんな国立映画学校の入学試験を追っ […]

『 Moonlight』

映画界は賞レースの季節。米映画アカデミー賞(オスカー)8部門にノミネートされているバリー・ジェンキンス監督の『Moonlight』は、アカデミー前哨戦と言われる(ハリウッド外国人映画記者協会が選ぶ)ゴールデングローブ賞の […]

『ヒロシマ・モナムール』エマニュエル・リヴァ逝去

 1月27日、女優のエマニュエル・リヴァが癌のためパリで逝去した。89歳だった。    4年間の闘病生活を周囲にほとんど知らせぬまま、昨年の夏までアイスランドでスリラー映画『Alma』の撮影に参加。来る3月にはドミニク・ […]

もう誰も「セレブの余興」とは思わない

『Nocturnal Animals』 あの、トム・フォード?そう、あの、トム・フォード。ファッション業界に疎くとも、誰もがどこかで耳にしたことのある名前だろう。2009年に現役デザイナーながら監督業に乗り出し、『シング […]

『淵に立つ』(仏題 HARMONIUM) 深田晃司監督インタビュー

孤独は関係性の先にある。  町工場を営む夫婦の利雄(古館寛治)と章江(筒井真理子)、小学生の娘が暮らす平凡な一家。そこに利雄の知り合いで、刑期を終え出所したばかりのワケあり男・八坂(浅野忠信)が、彼らの生活に入り込む。闖 […]

第11回KINOTAYO現代日本映画祭

邦画の豊かさをアピールする最良の布陣  2006年以来、フランスで現代日本映画の豊かさを伝え続けるKINOTAYO映画祭。「KINOTAYO」という謎の響きは、日本語の「金の太陽」をフランス人も読めるようにした言葉だ。本 […]

『 Paterson』たゆたう時間のなかのポエジー。

朝陽の差し込むベッドで抱き合って寝ている男と女。目覚まし時計で時間を確かめ起き上がる男。その彼の朝のしきたりを追う。そこに男の声がオフで被って、いま擦ったマッチが世界最高のマッチであるという話が入る。男の名前はパターソン […]

土井敏邦監督ドキュメンタリー上映会

1985年からパレスチナを取材し、ドキュメンタリーを制作しつつ、日本や福島原発事故以来の飯館村の状況、とりわけ家族やその離散に焦点を当て、じっくり時間をかけて取材して来た、土井監督の3作品がパリで特別に上映されます。 & […]

鑑賞者の想像を超えてくる『 L’Ornithologue 鳥類学者』

ピュアな驚きに満ちた傑作。「予備知識ゼロ」で出会ってほしいが、全くイメージが沸かない作品は鑑賞の選択肢にも入らないと思うので、やはりここで紹介したい。 渓谷を走る深緑の大河。フェルナンド(ポール・アミー)は、黒いコウノト […]

日本の銀幕、発見の60年

 シネマテーク・フランセーズの映画博物館内寄贈ギャラリーで、フランスに渡った日本映画に関する展示「日本の銀幕、発見の60年」が開催中だ。同館所蔵のデッサン、ポスター、手紙、写真、宣材ら170の関連資料を展示する。『地獄門 […]

『Tour de France』

  『Tour de France / ツール・ド・フランス』といっても自転車ロードレースの映画ではありません。フランスを一周しないまでも大西洋岸から地中海岸まで港町を旅するロード・ムーヴィー、かと言って、のどかなだけの […]

闘う巨匠のブレない社会派ぶり

『 Moi, Daniel Blake 』  ダニエルは、やもめ暮らしの木工職人。心臓病でドクターストップがかかり、福祉当局に足を運んだ。「50メートル歩けますか?」「ポケットに物を入れられますか?」。杓子定規の質問に答 […]