第70回 カンヌ映画祭から④ 超豪華写真。河瀬監督『光』大喝采。

映画祭70周年記念撮影。カンヌならではの豪華メンバー。

5月24日。映画祭70周年の記念撮影。第一線で活躍する世界の映画人たち115人が集まった、超豪華な写真です。この後、マンチェスターのテロ犠牲者に捧げる黙祷も行われました。

一週間前に就任したばかり(なので映画祭開会式には間に合わず)の文化大臣、フランソワーズ・ニッセン氏も、映画祭70周年を祝うためにカンヌ入り。マンチェスターのテロに関して「文化を息づかせ、恐怖と襲撃に抵抗する決意を新たにし、そのための英国民の皆様への全面的協力をお約束いたします」と声明を出しました。

河瀬監督『光』公式記者会見。

夜は、日本映画で唯一のコンペティション作品である河瀬直美監督『光』の公式上映。上映後は10分間のスタンディングオベーション。河瀬監督はカンヌ映画祭の常連ですが、これまでで最高の反応だったかもしれません。監督は2階席まで見えるようにとカメラを高く掲げ、2,000人が見守る会場は高揚感に包まれました。カメラは、劇中で主役の永瀬正敏さん演じる弱視のカメラマンが使った二眼レフカメラ「ローライフレックス」です。

藤竜也さんと永瀬正敏さん。映画にも登場するローライフレックスのカメラと。

かつて大島渚監督の『愛のコリーダ』に出演し、カンヌで話題を席巻した藤竜也さんも出演しています。藤さんは、「カンヌはお金があればいつでも来られます。しかしカンヌ映画祭はいくらお金を出しても来られません。私は河瀬さんにいつもありがとうと言っています」と、映画祭参加の喜びを表現していました。

本作はすでに25カ国以上で配給が決定しています。(瑞)