ささやかな贅沢を一人でも複数でも楽しめる。

(手前)Pièce de cochon “Duroc”, salade verte et jus truffe.(右上)Risotto de coquillettes aux cèpes et aux truffes

 

贅沢なものが食べたくなる年の暮れ。思い立った時においしいものが食べられたら幸せだ。普段は敷居が高いトリュフの料理なども、この店でなら気軽に試せるのが魅力的。タパスバーとしているが、すぐ並びに一ツ星のレストラン、Table d’Eugèneを持っているシェフ、ジョフロワ・マイヤール氏が手がけるだけに、従来のタパスとはちょっと違う繊細な料理が小さなポーションで試せるし、広いカウンターがあるので、一人メシでも気兼ねなく済ますことができるのもいい。

店のスペシャリテ、セップ茸とトリュフ風味のコキエットのリゾット(10€)を試したかったので、もう一品頼むならどれがいいかを店のスタッフに聞くと、同じトリュフ味の豚肉のソテー(14€)をすすめられた。タパスとして注文するなら他にも何品か取って友人と分け合うことになるが、食事としてのこの2品は、ちょうどメインと付け合わせという感じで、ボリュームもたっぷりで満足度も高い。コキエットというのは、くりっとカーブのついた小さなマカロニ。トリュフの官能的な香りも素晴らしいし、コキエットもアルデンテで100点満点!豚肉もトリュフの香りの肉汁がたっぷりで食欲をそそる。次に来る時は、ぜひともキジ肉とフォアグラ入りのラビオル、もしくはホタテやエビ、小イカを素材にしたタパスや、チーズや生ハム類の盛り合わせなどを友人たちと分けっこしたいなぁ。

ここは日替わりランチ(メインと前菜またはデザート15.50€/ 3品19.50€)も素晴らしく、そのランチに合わせて、グラスワイン(6〜8€)のラインナップも変わるので、訪れる度に違うものを試せるのが嬉しい。

先日訪れた際の献立は、ポロネギの細切りをたっぷり敷いたクネルとニンジン、タマネギとレンズ豆のムースを付け合わせにしたモルトーソーセージでシェフのお手並みを充分に堪能した。ちなみにこの店のデザートはカフェ・グルモンのみ。コーヒーと一緒に給仕される、ムース・オ・ショコラやリ・オ・レなど、小さなガラスの容器に入ったデザートは日替わりで、これまた楽しみのひとつ。(里)

 


La Rallonge

Adresse : 16 rue Eugène Süe, 75018 Paris
TEL : 01. 4259.4324
アクセス : M° Jules Joffrin / Marcadet Poissonniers
火〜土 12h-14h30/19h-23h 日月休