Jupiter-Okwess “Troposphère 13”

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 今年はコンゴ・ルンバ(リンガラ音楽)の立役者、パパ・ウエンバが亡くなったけれど、首都キンシャサのポップミュージックは衰えを知らない。その熱い核は、今年50歳のカリスマミュージシャン、ジュピター・ボンコジとオクウェス・インターナショナルだ。失業に苦しむキンシャサっ子の気持ちを歌った名曲『Congo』が入っている『Hôtel Univers』以来3年ぶりの新アルバム!

ジュピターの音楽はますます広さと深みを増している。最初の『Pondjo Pondjo』というセネガルのンバラ風バラードには、従来のリンガラ音楽になかった情感があるし、『Musonso』、『Nganjo』には、リンガラ特有の旋回するようなギターが舞い戻り、ジュピターの渋く張りのあるボーカルと男性コーラスの掛け合いに合わせ、体を激しくユーモラスに動かしているうちに心がどんどん高揚していく。『Lourds』はナイジェリアのアフリカンビートがベースになっていて、ボーカルに切り込んでくるギターがご機嫌だ。ヒットしそう。ラストはアップテンポの『Nzele Momi』。打楽器が活躍し、ぼくらはダンスダンス!(真)

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Zama/6曲入りのLPで17€くらい。