リーズナブルなランチにも新しい発見がいっぱい。

resto

Onglet de boeuf maturé gratin dauphinois et jus de viande

 フランスでのテイクアウトで済ますランチの相場は10ユーロだそう。テイクアウトでこれだから、レストランで食べる場合の予算は跳ね上がるばかり。せっかくレストランで食べるのだから、温かくて、栄養のバランスもとれて、できるならワインの一杯も楽しみたい。Les Arlotsは、一見ごく普通のカフェのたたずまいながら、そんな願いを叶えてくれる貴重なレストラン!

 昼ならば、メインと前菜またはデザートで18€、3品で22€だから懐が少々寂しくても大丈夫だ。料理に合わせて、グラスで飲めるワインは日替わりで4種類。口当たりがよく飲みやすいよと勧められたボージョレの南で生産された〈Raisin libre〉(6.5€)がサクランボの香りで気に入った。

 肌に感じる外気が冷たくなってきたので、前菜にはマッシュルームのポタージュ。栗やベーコンの小片が入っていてほっこり温まる。友人のレンズ豆のサラダも豆の歯触りといい、マスタードの効かせ具合といい、カリカリの羊のベーコンといい見事なバランスだ!

 メインは熟成させたオングレ(横隔膜上部の肉)のステーキ。しっかりとした歯ごたえがあり、かみしめると肉そのものの旨味を感じる。付け合わせのドーフィネ風ジャガイモのグラタンもニンニクがしっかり効いていて好みの味。友人がとったタラの一種Lieu jaune は、焦がしバターでソテーされていて繊細な風味が味わえる。スパイスを効かせたニンジンのグラッセが視覚的にも味覚的にもアクセントになっている。

 デザート代わりにチーズの選択があるのも嬉しい。試しにひとつ取ってみたら、コンテと羊乳のトムの盛り合わせ。特にコンテのほうは熟成が進んでほんのりキャラメル色のもので味わい深かった。

 デザートのクレーム・ブリュレはトンカ豆入り。見た目からカカオ味を想像して口に入れると、ほんのり桜のような香りでびっくり。調べたら桜餅に使われる「クマリン」という成分が含まれるのだそう。

 幅広い素材を使い、ひとつひとつ丁寧に作られた料理を提供してくれるので毎日でも通いたい!近所に一軒欲しい店です。(里)

 

 facadecreme-burlee fromage lieu-jaune poelee-de-coeurs-de-canard salade-lentilles veloutebutternut vin-rouge vourte-de-champignons


Les Arlots

Adresse : 136 rue du fbg Poissonnière, 75010 Paris
TEL : 01. 4282. 9201
アクセス : M° Poissonnière / Barbès Rochechouart
火〜金 12h-14h30/18h30-22h30 日月休