市民に一流の音楽教育を提供。

世界の楽器がいっぱい。© Beaucardet

世界の楽器がいっぱい。© Beaucardet

構想から30年を経て2015年1月に誕生した総合音楽施設、フィルハーモニー・ド・パリ。客席がステージを360度取り囲む大ホールには、世界の音楽愛好家の熱い視線が集まる。至近距離には音楽博物館シテ・ド・ラ・ミュージック( 現在は別名フィルハーモニー2 )、国立高等音楽・舞踊学校、ライブホールLe Zénithなどがある。ラ・ヴィレット公園内にパリ随一の音楽エリアが完成したと言える。

先生は現役のミュージシャン。

先生は現役のミュージシャン。

 本施設のミッションのひとつが、市民に向けた一流の音楽教育の提供。だから子供向けアトリエにも当然力を入れている。今回は子供が参加できるアトリエをふたつ見学した。

 まずは 「世界の歌」 アトリエ。参加者はコーラス隊のメンバーだという大人が目立つが、8歳以上なら問題なく参加できる。「アラルナ~♫」。優しい先生の指導のもと、発音と翻訳付きプリントを見ながら、インコを歌ったインドの歌に挑戦だ。耳に新鮮に響く外国の音と戯れ、子供も大人も心ほっこりの様子である。

 2つ目は4、5歳が対象の 「音楽への目覚め」アトリエ。現役ミュージシャンの先生が、「音」をテーマに様々な遊びを仕掛ける。子どもたちはマラカスを使った自己紹介に始まり、音当てクイズやリトミック(リズム体操)を体験。注意深く音を聞くので集中力を育む効果も。銅鑼(どら)、三味線、ディジュリドゥ 、貝笛など、見慣れぬ楽器に囲まれ子供たちは楽しそう。楽器を介しすぐに子供同士が打ち解けていたのも印象的。

楽器の楽しさに触れられる。

楽器の楽しさに触れられる。

 アトリエは単発ものから10回・通年・バカンス時のコースなど数も種類も豊富。いずれも人気が高いため公式サイトで早めに予定の確認を。親子向けコンサートも随時開催中だ。(瑞)

▪️Philharmonie de Paris
221 av Jean-Jaurès 19e
「ケルト音楽」「アラブ世界のパーカッション」「バロックで踊ろう」など多様なアトリエを用意。生後3カ月から参加可能。
子供8€/大人10€
philharmoniedeparis.fr
enfants04


Philharmonie de Paris

Adresse : 221 av Jean-Jaurès, 75019 Paris