CD : Lou Reed “Berlin”

CD ロック界の孤高の名盤だけれど、その底知れない暗さのせいかラジオにも流れないので、知らない人が多い。娼婦キャロラインとジムの出会いから、彼女の自殺までを追ったコンセプトアルバムで、リードが見据える人間世界の暗部が、心をえぐる詩と歌で表現されている。「でも、彼女は死なんてこわがってない。友だちはみんな彼女のことをアラスカと呼ぶ」と歌われる『Caroline says』の深い絶望感…。(真)